第51話
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ットはティータに警告した。
「ラッセル博士の孫娘、ティータ・ラッセルか……。天才少女と聞いていたがいささか無鉄砲が過ぎるな。女子供を手にかけるのは趣味ではないが―――必要とあらば斬る。大人しくそこをどくがいい。」
「き、貴様ああっ!」
レーヴェが剣の切っ先をティータに向けたその時アガットは怒りの表情で声を上げ
「ど、どきませんっ!」
ティータは決意の表情でレーヴェを睨んで叫んだ!
「わたし……アガットさんに助けてもらってばかりだから……。こういう時くらいしかお返しすることができないから……。ううん……違う……。ぶっきらぼうで……フキゲンな顔ばかりして……いっつもわたしのことチビスケって子ども扱いするけど……。本当はとっても優しくて……いつも見守っていてくれて……。大好きで……大切な人だからっ!」
どこか優しげな様子を見せて語ったティータは導力砲を地面に置きそして――
「だからわたし……ゼッタイにどきませんっ!!」
両手を広げてアガットを庇い、叫んだ!
「……あ…………」
「フッ、健気なことだ。その半端者に、そこまで慕う価値があるとも思えないが……」
ティータの言葉にアガットは呆け、レーヴェが感心したその時!
「幻影刃!」
「!!」
ジューダスがレーヴェの背後から強襲し、強襲に気付いたレーヴェは側面に跳躍して回避した!
「あっ!あの黒髪の人はさっきの!」
「確かもう一人の異世界の人―――ジューダスって人よね?うふふ、よく見たらヨシュア………いえ、ヨシュア以上のカッコイイ容姿ね。」
「へっ!?あ、あいつが!?」
ジューダスの登場にエステルは声を上げ、レンが呟いた言葉を聞いたルークは驚いてジューダスを見つめ
「……………何者だ?」
レーヴェは目を細めて予想外の乱入者を睨んでいた。
「フン、今からこの僕の手によって冥府に向かう愚か者にわざわざ僕の名前を教える必要がどこにある?」
「ほう……”剣帝”であるこの俺に一人で挑むか………フッ、アガット・クロスナーよりは楽しませてもらえそうだな?」
ジューダスにシャルティエの切っ先を向けられたレーヴェはジューダスから感じる強さを悟ると不敵な笑みを浮かべて剣を構え
「―――貴様はこの僕の怒りに触れた。この世で最も大切な者を傷つけられた僕の怒り、思い知るがいい!―――シャル、僕の大切な者を傷つけた愚か者に手加減する必要はない!最初から全力で行くぞっ!!」
(はい、坊ちゃん!!)
そしてジューダスはレーヴェとの戦闘を開始した!
今ここに!愛する女性の存在によって己の運命を”修羅”へと変えた剣士達の戦いが始ま
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