第50話
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”殲滅天使”の姉と言った所か。」
「あんな”犯罪者”にまで成り下がった”ニセモノの妹”とレンを一緒にしないで。不愉快よ。」
「レンちゃん……………」
「…………………」
自分の問いかけに不愉快そうな表情で答えたレンの様子にティータは悲しそうな表情をし、レーヴェは目を伏せて黙り込んだ後気を取り直して名乗り出た。
「―――改めて名乗ろう。執行者No.U。『剣帝』レオンハルト。以後、そう呼ぶといいだろう。」
「なるほど……『獅子の果敢』か。すると『獅子』というのはキミの愛称だったわけだね。」
「フン、この”獅子王”たる俺を前にして”獅子”を名乗るとはな。」
「あ、あんですって〜!?」
「貴方が『レーヴェ』……」
「貴方がヨシュアが言っていた今回のリベールに関わっている”結社”の中でも最も強い”執行者”なんだ。」
レオンハルト―――レーヴェの名乗りを聞いて察して呟いたオリビエの言葉を聞いたバダックは不愉快そうな表情をし、エステルは声を上げ、クローゼは不安そうな表情をし、ソフィは冷静な様子で呟いた。
「……いささか不本意だが、仲間内ではそう呼ぶ者は多いな。まあ、お前たちも好きなように呼ぶがいい。」
「……舐めやがって……」
ルーク達がレーヴェを睨んでいる中、竜は突如暴れ出し、炎を吐いたりしていた!
「ああっ!?」
「街を焼くつもり……!?」
「チッ、まさかここまでするとはな……!」
「竜を操って何をするつもりよ……!」
竜の行動にエステルやシェラザードは驚き、フレンとアーシアは厳しい表情でレーヴェを睨んでいた。
「……やれやれ。手間をかけさせてくれる。」
一方レーヴェは溜息を吐いた後、竜の背に乗った。
「ま、待てやコラ!」
「今回の実験は少しばかり変則的でな。正直、お前たちの手に負える事件ではない。王国軍にでも任せて大人しくしておくのだな。」
竜はレーヴェを呼び止めるアガットの声を無視するかのように、レーヴェを背に乗せて飛び去り
「クソがあああああああああああああ―――っ!!」
竜が飛び去る様子を睨んでアガットは叫んだ!
「ど、どうしよう……。このままだと逃がしちゃう!」
「だけどその前に、崩壊したマーケット内にいる市民達を助けるべきじゃねえか!?」
竜が飛び去った後エステルとルークは混乱していたが
「……俺はこれからあのデカブツを追跡する。お前らは軍が来るまで被害状況を確認してろや。」
「えっ……!?」
「アガット?」
アガットの指示に二人は驚いた。
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