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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第55話
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て猟兵団として名乗りを上げるつもりだったのかな?」

ミリアムは猟兵崩れ達を見つめて問いかけた。



「な、なんでそれを……!?」

「学生共と異種族共はともかく何なんだ、このガキは!?」

「え、得体の知れない化物まで使いやがって……」

ミリアムの問いかけに猟兵崩れ達は信じられない表情をし

「む、化物なんてヒドいなぁ。ね、ガーちゃn?」

「―――――」

猟兵崩れ達の言葉に頬を膨らませたミリアムはアガートラムに微笑んだ。



(本当にあの子……いったい何者なの……?)

(ああ、何となく背景は掴めてきた気がするが……)

ミリアムの正体が気になったアリサは疲れた表情をし、リィンは真剣な表情でミリアムを見つめ

「クク―――なるほどな。どうやら”子供たち”の一人だったというわけか。銀色の傀儡使い……通称”白兎(ホワイトラビット)”だな?」

ギデオンは不敵な笑みを浮かべてミリアムを見つめた。



「へー。ボクのこと知ってるんだ?」

「ああ、貴様がここにいるのなら絶好の機会というものだ……―――この場にいる全員ごとあの世に行ってもらおうかッ!」

ミリアムの問いかけに憎々しげに答えたギデオンは懐から笛を取り出して吹き始めた。

「”笛”……!?」

「何のつもりだ……!?」

ギデオンの行動にエマは驚き、ユーシスは警戒し

「フン、下手としかいいようがないな。」

「そういう問題ではありませんわ。それよりあの笛から感じる魔気は……!」

鼻を鳴らしたアムドシアスの言葉に呆れたフィニリィは警戒の表情でギデオンを睨んだ。

「―――上だ、気を付けろ!」

「え……」

「っ……!」

「わわっ、何あれ〜!?」

何かに気付いたガイウスの警告にアリサは呆け、リィンは気を引き締め、ガイウス達と共に上を見つめて何かを見つけたペルルは驚いた。すると巨大な穴がある天井から巨大な蜘蛛の魔獣が3体飛び降りた!



「なあっ……!」

「なんだあッ……!?」

巨大魔獣の登場に猟兵崩れが驚いたその時魔獣達は口から糸を吐いてそれぞれ一人ずつ猟兵崩れを糸で拘束して近づき

「や、やめろ―――」

「た、助けて―――」

「め、女神様――――」

「「「ぎゃあああああっ…………!」」」

なんと糸で拘束した猟兵崩れ達を喰い殺した!



「ひいっ!?」

「く、喰われた……!?」

仲間達の末路を見た猟兵崩れ達は悲鳴を上げ

「クッ、まさか言い伝えの”悪しき精霊(ジン)”……!?」

「この石切り場のヌシということか……!」

ガイウ
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