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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第53話
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うだな……!」
設置されてある迫撃砲を見つけたリィン達は迫撃砲にかけより、アリサが調べた。
「導力迫撃砲……思った通り、RFの旧式だわ。それに、間違いない。つい最近使われた形跡がある。」
「こ、こんなところに隠していたなんて……」
「……なるほど、周囲からはちょうど死角になっている。闇に紛れて砲弾を発射し、そのまま放置して逃げた……そんなところか。」
「だが……戦争を回避するにはこれだけは不十分だ。」
「……そうだな。もう少し手がかりが欲しいけど……」
アリサ達がそれぞれ考え込んでいる中、戦争を回避する証拠としては不十分である事に気付いたユーシスとリィンは厳しい表情をした。
「でも調査の大きな進展ではありますし……一旦、報告に戻ったほうがいいかもしれませんね。」
「そうね、一度ゼンダー門に戻ってみましょうか。」
「ああ、そうしよう。」
そしてゼンダー門に報告する為にザイルを降りたリィン達だったが、ある物を見つけた。
「あっ……!?」
「あいつは……!」
リィン達が見つけた物―――銀色の人形兵器は傍にいる少女を腕に乗せて飛行して去って行った。
「あの子は、バリアハートのときにも見かけた……!?」
「ああ……間違いあるまい。」
「このタイミングで現れるなんて……さすがに無関係とは思えない!北西の方角だ―――!追いかけるぞ、みんな!」
「ええ!」
「急いで馬にのれ!」
その後馬に乗ったリィン達は銀色の人形兵器を追跡し始めた。
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