第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
龍騎 〜願いのカード〜
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《Strike Vent》
そこに龍騎がストライクベントを発動させる。
「お前ごと焼ける気か?」
「オレにはお前っていう盾があるからな」
「オレに効くかよ」
「なら、試してもらおうか!!!!!はあぁぁぁぁ!!!!!!」
装備したドラゴクローから業火が吐き出され、「奴」に直撃する。
そして最後に火球を打ち出し
ドゴゥッッ!!
爆発を起こす。
炎の中にいる蒔風に、龍騎が大声で問いかけた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・蒔風!!!大丈夫か!!!」
「うっく・・・大丈夫さね・・・・それより、「奴」はどこに・・・・最後の火球まで確実に食らってるはず・・・・」
炎が散って行き、蒔風の姿があらわになる。
その蒔風に、龍騎が駆け寄った。
最後の火球の衝撃で、「奴」を離してしまったらしい。
蒔風自身も、強がってはいるが実際には結構ボロボロだったりする。
実は蒔風、先日のリュウガの攻撃の傷がまだ完全に癒えていなかったのだ。
龍騎をかばい、かなりのダメージを負ったのだから、当然と言えば当然だった。
キョロキョロと見回しながら「奴」を探す蒔風と龍騎。
「どこにいる!!!出で来い!!!」
「ふぅ・・・おいどこだぁ!!!」
そして蒔風の背後から声が聞こえ、その背中にコツンと何かがあてられる。
「こ〜こ♪」
《Strike Vent》
「ぁ・・・・・・」
ドゴオァッッ!
蒔風の背中から超至近距離でストライクベントが放たれる。
蒔風の体が漆黒の炎に包まれ、肉の焼ける臭いがしてきた。
「燃〜えろよ燃えろ〜〜よ〜〜〜〜蒔風この野郎〜〜〜♪」
そんなことをさも愉快そうに歌いだした「奴」に、龍騎が本気で激昂した。
「てんめぇええ!!」
「さあ、お前死のうか」
「奴」が龍騎に迫る。
龍騎がソードベントで剣を召喚し、勇猛にも斬りかかっていくが、一発で首をつかまれ大地に叩き伏せられる。
ドォ!!!!
同時に、壁を突き抜け、ナイトとゾルダが吹き飛ばされてくる。
王蛇サバイブがもう飽きたといわんばかりに二人を一瞥し、「奴」のもとへ歩く。
「奴」が龍騎に言う。
「戦いを止めるためと戦ったようだが・・・・残念だなぁ。そうやっていつもいつも最主要人物の願いばかりピックアップされて他の奴の願いなんか間違ってることにされる。酷いよな。他の奴らの願いだって間違ってるわけじゃないのにさ。だからお前ら嫌いなんだよ。如何にも正しいみたいにしてよぉ!!!」
叫ぶ。
そして、「奴」が龍騎に最後の一撃をかまそうとした時。
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