暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
龍騎 〜復活の狂戦士〜
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ギガの放つミサイルは総数は三十近い。
それをすべて蹴り返すほどの性能もパワーも、たとえ王蛇でも持ってなかった。

恐るべきは「奴」による強化か。
本来覆されくことのないものを、覆してしまったのだから。




「蓮!!!北岡!!!」

「今助けに・・・な!?くそ動けな・・・」


二人が王蛇によって吹き飛ばされるのを見て、助けに行こうとするが、その場から動けない。
足元を見るとリュウガの炎が固まり、蒔風と龍騎の足を固めていたのだ。



《Final Vent》


「まずい!!!」

「くそっ!!外れろぉぉぉぉぉ!!!」


リュウガの身体がが宙に浮き、飛び蹴りの体勢をとる。
そして後ろからドラブラッガーが炎を吐き出し、急突進してくる!!!


「おおおお!!!」

バギン!!!

蒔風が力任せにその拘束を解く。
そして「火」で龍騎の拘束も砕く。

だが間に合わない、リュウガはすでにその眼前に迫っており・・・




「うぁァァアアアあああああ!!!」

ドンッッッ!!!

蒔風と龍騎が吹き飛ばされ、爆炎に覆われる。

スタッ、とリュウガが着地。
振り返って、様子をうかがった。


「やったか?・・・・」


煙が晴れる。
しかし思惑とは裏腹に、そこに四人の姿はなかった。

「逃げられたか・・・・」

「おい・・・あいつら逃げたぞ・・・このイライラをどうしてくれる!!!戦ってないと・・・ドンドンイライラしてくんだよ!!」

「次で終わるさ。あいつらも無傷じゃない。むしろかなりの怪我をしただろう。次で・・・・終わらせる」

「すぐに追って・・・そして、祭りを始めようぜ!!今お前と始めてもいいんだぞ・・・」

「待てよ。オレが世界を再構築できれば、ずっと戦いの続く世界にもできる」

「わすれるな・・・・」

「ふふふ、さて。奴らはどこに逃げたのか・・・・ひっひっひっひひ、くくく、かかかかかかかか!!!」


二人のライダーも、廃工場から消える。
狙った獲物を追い続ける・・・・・・


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ピシュン!!!


「グッ」「おぉあ!!」「っぁ」「ぬぅぅ」


四人が鏡から転がって出てきた。
彼らは爆煙に隠れ、身体を引きずるようにして、ここ喫茶店・花鶏に逃げてきたのだ。



「くそっ。王蛇のスペックが前回と違いすぎる!!」

「「奴」によってデッキが復活させられたから、底上げされたんだろう・・・にしてもあのリュウガは反則だろ・・・」

「あんなライダーもいたなんて、知らなかった
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