暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
龍騎 〜蘇る記憶〜
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びモンスターが迫ってきて



「これしかないか・・・」

フォン

デッキからカードを取り出し、ダークバイザーに挿入する。


《Final Vent》


「ふっ、はぁっ!!」

一気に飛び上がり、剣を真下に、脚に添えるように構えモンスターに向ける。

そして契約モンスター、ダークウィングがマントと化して背中に付く。
身体をドリルのように覆い、敵を貫かんとする。


飛翔斬
いままでもこの技で多くのモンスターを、敵を貫き撃破してきた必殺技だ。

しかし、それさえも


ギシャァァァァァァ!
プシァァァァァァァァァァァァ!


ディスパイダーが糸を吐くいてくる。
その程度の糸、飛翔斬の回転の前には無力だ。当たったところで散らして終わりだ。


しかしこのモンスターはやはり、普通のものとは違った。
真正面ならばナイトに効果などなかっただろう。
しかし糸は、真正面を逸れ、側面に当たる。


本来弾き飛ばせるはずの糸が、べたりと張り付いてきたのだ。

「グッ!?そこもか!?」

糸の思った以上の強化に驚きながら、自分から糸を巻き取ってしまいナイトが大地に墜ちる。


「ッガ!こいつ、本当にただのモンスターか!?」

普通のモンスターならばこんな戦法をとることなどない。
しかし、そんなことは些細な問題であった

いま正に、蓮は死を覚悟した。


しかしその瞬間




《Strike Vent》

ドゴァァァァ!

炎の塊がナイトに迫るディスパイダーを弾きとばす。
蓮は首を回し、炎の来た方向を見た。


そこには、赤き龍がたたずんでいた。
そしてそれとともに幾度となく見てきた、あのライダーが歩いてくる。

秋山連が、唯一友と呼べる男が。



「り、龍騎?・・・・・城戸!?」


コクリ

龍騎は言葉を発さずに頷くと、カードを取り出し、左腕の召喚機・ドラグバイザーに入れ、スライドさせる。


《Final Vent》


龍騎が構え、腰を落とす。
ドラグレッダーが龍騎を囲むようにまた、力を溜める。

「ふっ、おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


そして高くジャンプし、ドラグレッダーもそれに合わせ、回りながら上昇する。
頂点に達し、龍騎が蹴りの体勢をとり、ドラグレッダーはその龍騎に炎を吐きつける。

そして龍騎が紅蓮の烈火に包まれ、眼前の敵に迫り――――


モンスターが糸を吐きかけるが、すべて炎に焼き尽くされる。
更に八本の脚で防ごうとするが蒔風が放った紅い光球が飛んできて、その脚を粉砕する。



そしてファイナルベント・ドラゴンライダーキックが炸裂し、ディスパイ
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