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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第51話
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味方と思っていたはずの二人があっさりアリサの意見に同意した事に驚いた。
「……お疲れだったな。」
一方その様子を微笑ましそうに見つめていたガイウスはリィンを労った。
「いや、こちらの方が力づけてもらったくらいさ。―――なあ、ガイウス。」
「なんだ?」
「本当に―――いい所だな。」
「ああ……そうだろう?」
そしてリィンとガイウスは夜空を見上げた。
〜深夜〜
一日の疲れを取るかのようにベッドでぐっすり眠っていたアリサだったが、どこかの遊園地らしき場所でリィンとデートし、観覧車で互いを抱きしめて自分からリィンに口付けする瞬間で目を覚ました。
「!!!(な、何なの今の夢……!?)」
目を覚ましたアリサは顔を真っ赤にして飛び起きて、ドクンドクンと鼓動する胸を片手で抑えた。
(私……もしかしてリィンの事………………)
リィンへの恋心に気付いてしまったアリサは湯気が出る程の真っ赤な顔でリィンとユーシスが眠っている場所を見つめた後、からかいながらもリィンに親しげな態度で接しているベルフェゴールとリザイラの存在をすぐに思い出した。
(リィンは二人の事……どう思っているのかしら……?二人とも悔しいけど凄い美人でスタイルもいいし、性格だってそんなに悪くないし…………それにもしかしたらエリゼさんも……………………)
自分が恋焦がれる相手の
恋敵
(
ライバル
)
があまりにも強力な相手ばかりである事に気付いたアリサは不安そうな表情をしたが
(……だからと言って、諦めないんだから!そ、それにいざとなったら重婚って手もあるし……!)
すぐに決意の表情になって、ベッドから出てリィンが眠っているベッドに移動して眠っているリィンを見つめた。
「…………………………」
(あら?)
(こんな夜更けに何をしに来たのでしょう?)
リィンを見つめているアリサの気配に気付いて目覚めたベルフェゴールとリザイラは不思議そうな表情でアリサを見つめたその時
「ありがとう、リィン…………ん…………」
なんとアリサは眠っているリィンの唇に口付けをし
「〜〜〜〜〜っ〜〜〜〜〜!!!?(わ、私ったら何て事を…………!)」
すぐに我に返って湯気を出す程顔を真っ赤にした後慌ててリィンから離れて自分のベッドに飛び込むように入って布団を被り
(うふふ、どうやらついにご主人様への思いを自覚したようね♪これから面白くなりそうだわ♪)
(フフ、ご主人様への思いを自覚した途端、私達の存在に焦ってあのような事をしてきたのかもしれませんね。)
アリサが去るとベルフェゴールはからかいの表情になり、リザイラは静かな笑みを浮
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