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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜人と精霊王女の契約〜
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…………」
リザイラの答えを聞いたリィンは口をパクパクさせ
「その”僅か”は一体どれほどの年月になるのだろうな?」
「フフ、相手は精霊なのですから、きっとリィンさんの寿命がつきるまで程度の年月も”僅か”になると思いますよ?」
首を傾げたガイウスの疑問にプリネは苦笑しながら答え
「精霊の時間感覚って一体どうなっているのよ……」
「…………?」
冷や汗をかいて疲れた表情で自分を見つめるアリサの様子にミルモは首を傾げ
「フッ、異種族……それも”王族”の奴ばかりに好かれるとはリィンは何か特殊な体質をしているのかもしれんな。」
「そ、そうかもしれませんね……………ア、アハハ……………」
口元に笑みを浮かべるユーシスの言葉に苦笑しながら答えたエマは戸惑いの表情でリザイラとリィンを見比べていた。
「それで、どうしますか?私を連れて行っていただけますか?」
「え、えっと……じゃあ是非お願いします。」
リザイラに答えを促されたリィンは頷き
「私への敬意は不要です。今から私は貴方に力を貸す存在なのですから。」
「あ、ああ。」
穏やかな表情のリザイラの指摘に戸惑いの表情で頷いた。
「ふふふ、ならば今から契約の儀式を始めましょう……貴方達は私達が戻ってくるまで、ここで好きにくつろいでもらって構いませんよ。」
そしてリザイラはアリサ達に一言告げた後転移魔術でその場からリィンと共に消えた。
「リ、リィン!?」
二人が突然消えた事にアリサは驚いたが
「恐らくリザイラ様はリィンさんと”契約”する”儀式”の為に一時的にこの場から離れただけですから、終わればすぐに戻ってきますよ。」
「そ、そうなの?というか、ミルモと契約した時はすぐに終わったけど。」
プリネの答えを聞いて納得したが自分とミルモが契約した時の事を思い出して首を傾げた。
「え、えっと……恐らく同じ精霊でも種類が違いますから、契約方法も違うんだと思います。ア、アハハ……」
「そうなんだ。確かに相手は精霊の王女様なんだから、契約方法が違ってもおかしくないわね。」
「………………」
わざわざその場からいなくなった事から契約方法が十中八九、”性魔術”である事に気付いていたプリネは冷や汗をかいて苦笑しながら答え、プリネの様子に気付かないアリサはプリネの説明に納得し、エマは二人が消えた場所を見つめた後真剣な表情で考え込み
「ならオレ達は二人が戻ってくるまでリザイラの好意に甘えて今の内に休憩しておこう。……恐らくあの湖の水は飲めるだろう。」
「ああ。フッ、伝承上の存在達が住まう地の湖なのだから、何らかの祝福の効果が
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