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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜人と精霊王女の邂逅〜
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は緑と綺麗な水に溢れた光景だった。



〜精霊領域・リスレドネー〜



「ここが精霊領域…………」

「綺麗…………こんな緑にあふれた場所、今まで見た事がないわ…………」

「まるでおとぎ話の中の世界に来たみたいです……」

精霊領域の緑豊かな光景に圧倒されたリィンやアリサ、エマは呆け

「―――なるほど。伝承上の存在である精霊を統べる者が住まう地として相応しい地と言った所か。」

「……ここに来てから感じる妙な”風”……これは一体……?」

ユーシスは真剣な表情で周囲を見回し、何かに気付いたガイウスは戸惑いの表情で周囲を見回した。



「―――どうやらガイウスさんは気付いたようですね。」

「へ……」

「き、気付いたって、何を??」

静かな口調で呟いたプリネの言葉を聞いたリィンは呆け、アリサは尋ねた。

「この不思議な気配……どうやらこの場所では”上位属性”が働くみたいですね。」

その時考え込んでいたエマは真剣な表情で答えた。



「あら……エマさんも気付いていたんですか。」

エマの答えを聞いたプリネは目を丸くし

「”上位属性”……!?」

リィンは驚いた後同じように驚いたアリサ達と共にエマを見つめた。



「地・水・火・風の4属性のアーツで魔獣の弱点を突けることは皆さんもご存知だと思います。この場所では、それに加えて時・空・幻の上位3属性が有効になっているみたいなんです。」

「ふむ……オレが今感じるこの妙な”風”の正体はそれか。今までと勝手が違うなら、気を付ける必要がありそうだな。」

「でも、エマ……よく気付いたわね?」

エマの説明を聞いたガイウスは頷き、アリサは不思議そうな表情で尋ね

「えっと……あはは。その、何となくの考察ですから。」

エマは苦笑しながら答えた。



「だが、考えは間違ってなさそうだ。精霊達が住まう領域だし、何かあるのかもしれない。」

「!………いや。どうやら早速”何か”が来たようだぞ。」

リィンの忠告を聞いたユーシスは周囲を見回して何かに気付いて目を細めて見つめ

「へ――――」

ユーシスの言葉に呆けたリィンが仲間達と共にユーシスが見つめる方向を見つめると”ディル・リフィーナ”にいる精霊―――”アースマン”、”ドリュアス”、”ユイチリ”、”ティエネー”が数体警戒の表情でリィン達の前に立ちはだかった!



「……!」

「な、何なの、こいつら……!?」

「人……のような姿をしている者もいるが……」

精霊達の登場にエマは気を引き締め、アリサとガイウスは戸惑い

「まさか奴等も異世界の精霊なの
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