第49話
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説明したメイベル市長がある事情を説明しようとした時、アガットが制止の声を出した。
「……失礼しました。今日のところは、皆さんがいらっしゃったと聞いたので挨拶に伺わせていただいたのです。聞けば、王国全土を騒がす国際犯罪組織を追ってらっしゃるのだとか?」
「こ、国際犯罪組織……」
「少し雰囲気は違うけれど、そう思ってくれて構わないわ。」
「ボース市としても犯罪組織の暗躍は他人事ではありません。可能な限りの協力をさせて頂きますわ。」
「うん、その時はよろしくお願いします。」
「フン……ま、せいぜい期待してるぜ。」
「では、わたくしたちはこれで失礼させていただきます。何かありましたら市長邸までいらしてくださいね。」
「……失礼します。」
そしてメイベル市長とマリアンはギルドを出て行った。
「やれやれ、アガット。お前さん、もう少し愛想良くはできんのか?」
「悪いが、これが地でね。サービス業じゃねえんだ。その辺は勘弁してもらうぜ。」
「うーん、確かにアガットって誰に対しても横柄だけど……それでも対応そのものは割と丁寧な感じがするのよね。でも、さっきの市長さんには素っ気なく感じたんだけど。」
「………………………………」
エステルの疑問を聞いたティータは心配そうな表情でアガットを見つめていた。
「へっ。気のせいだろ。それよりも、さっさと手配魔獣を退治しちまうぞ。爺さん、一通り教えろや。」
「うむ………報告されている手配魔獣は…………」
その後ルーク達はそれぞれのチームに分かれて手配魔獣を退治する事にし、それぞれ手配魔獣を退治した後ギルドに戻ってきた。
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