第49話
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報告されてる手配魔獣を片っ端から退治するか。」
「フム、そうか。助かるぞい。………おや。」
アガットの言葉にルグランが頷いたその時、ギルドに金髪の女性と黒髪のメイドが入ってきた。
「……失礼しますわ。」
「メイベル市長……それにマリアンさんじゃない!」
ギルドに入って来た女性――ボース市長メイベルとメイベル市長に仕えるメイドの一人、マリアンにエステルは驚いた。
「うふふ、ご機嫌よう。エステルさん。ようやく再会できましたね。」
「……ご無沙汰しております。」
「うわ〜、何だか久しぶりねぇ。生誕祭の時以来だったっけ?リラさんも元気?」
メイベル市長とマリアンを見たエステルは懐かしそうな表情で話しかけた。
「ええ、リラ共々元気にしていますわ。エステルさんのお噂は色々な所で耳にしていますわ。それとレンさんとルークさんもお久しぶりですわね。」
「ああ。」
「うふふ、久しぶりね、メイベル市長。それと気になっていたんだけど、そちらのメイドさんは新しく雇い入れたのかしら?以前会った時はいなかったわよね?」
「そう言えば前はいなかったよな……?確かいつも連れ歩いているメイドはリラさんじゃなかったっけ……?」
「あれ……ルーク兄とレンはマリアンさんの事、知らないの?」
レンとルークの疑問を聞いたエステルは首を傾げ
「お二人が最後に私と出会ったのはマリアンが我が家に来る少し前ですから彼女の事は知らなくて当然ですわ。―――マリアン。」
「はい。―――マリアン・フュステルと申します。僭越ながらリラさんの補佐をさせて頂き、メイベル様に仕えておりますので、今後ともお見知り置きを。」
メイベル市長に促されたマリアンは会釈をした。
「フフ、補佐とは言っているけど貴女のメイドとしての腕を考えれば、リラとほぼ同等ですから、リラがもう一人増えたようなものですから貴女が我が家に来てくれたお陰で私とリラは大助かりですわ。」
「……恐縮です。」
「フッ、その謙虚な所もまた美し………!?ガクガクブルブル………!」
メイベル市長の言葉に謙虚な様子で答えたマリアンに声をかけようとしたオリビエだったが突如襲って来た寒気に身体を震わせていた。
「どうしたの?あんたがナンパを中断するなんて、珍しいわね?」
「いや……何か突如寒気が襲って来て。」
「何それ。」
シェラザードの疑問に表情を青褪めさせて答えたオリビエの言葉を聞いたエステルは首を傾げ
「フフ、もしかしたらマリアンに恋心を持つ男性の嫉妬かもしれませんわね。」
「メ、メイベル様。」
「「「…………………」」」
(何だ?今スゲ
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