第47話
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〜遊撃士協会・グランセル支部〜
「ただいま〜って、バダックさん!それにルーク兄とレンも!」
エステル達がギルドに戻ってくるとカルバードに帰ったはずのバダックやエルベ離宮にいるはずのルークとレンがギルドにいた。
「久しぶりだな、エステル。それに皆も。」
「旦那がここにいるって事は……まさか旦那も?」
「ああ。今から俺もお前達のチームに合流し、”結社”について調べる事になった。」
ジンの疑問にバダックは頷いて答えた。
「ホント!?」
「ふふっ、心強い仲間がまた増えたわね。」
「ああ。これであのクーデターの時のメンバーがほぼ全員揃ったな。」
バダックの加入にエステルやシェラザード、アガットは明るい表情をし
「フッ、後はヨシュア君や仮面をつけた謎のシスター……そして麗しの”星杯騎士”の主従を加えれば完璧だね!」
「フフ、そうですね。」
「何気にケビン神父がぬけてねえか?」
「本人が知ったら、どういう反応をするでしょうね?」
「つーか”麗し”って、イオンはああ見えて男だぞ?」
笑顔で叫んだオリビエの言葉にクローゼは微笑みながら頷き、フレンとアーシアはそれぞれ苦笑し、ルークは呆れた表情をしていた。
「あ、あのね、レンちゃん……その………ユウナちゃんの事なんだけど……」
レンの顔を見てユウナの事を思い出したティータは言葉を濁し
「うふふ、どうしたのかしら、ティータ?心配しなくてもティータがユウナと友達になったからと言って、レンは別にティータの事を怒ったり、嫌いになったりなんてしないから安心していいわよ。ティータが誰と友達になるのかはティータの自由なんだから、レンはその事について口出しするつもりはないわ。あ、先に言っておくけどレンがユウナと仲直りできないかってのは考えない方がいいわよ?ユウナがレンを捨てて、どこかに行った上、あんな”犯罪者”にまで成り下がった”偽物の妹”、こっちから願い下げだもの。まあ、もしユウナが”結社”を抜けてレンにレンを捨ててどこかに行った事を頭を下げて謝るのだったら、考えなくもないわよ?”一応”レンが”おねえちゃん”だから、”おねえちゃん”として寛大な心は持っておかないとね。」
「レンちゃん……………」
笑顔で答えたレンのユウナに対する厳しい答えを聞いて複雑そうな表情をし
「レンちゃん……血の繋がった家族―――それも妹をそんな風に扱うなんて、ユウナちゃんが知ったら悲しむと思いますよ?ユウナちゃんにとってはレンちゃんが血の繋がったお姉さんなんですから……」
「血が繋がっている事って、そんなに重要?エステルのパパとママは血が繋がっている娘のエステルと差別することなく、レン
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