第47話
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守る為に”エフィネア”に帰る前にできれば排除したいと思っているの。」
「”エフィネア”??」
「もしかして貴女の祖国の名前かしら?」
「フム……しかしそうなると少々おかしい話だね。”エフィネア”なんて名前の国は少なくてもこの西ゼムリア大陸には存在しないよ?」
「……私は東ゼムリア大陸にも足を延ばした事があるが、そのような国名は耳にしたことはないが……」
ソフィの口から出た謎の単語にエステルは首を傾げ、アーシアは質問し、オリビエとレイスは考え込んでいた。
「え、えとえと。後気になっている事があるんです。おねえちゃんを治す時にソフィさん、オーブメントも使わず魔法を使っていましたよね?しかも聞いた事もないようなアーツを。あれって何なんですか?」
「確か……”キュア”、だったな?」
(”キュア”って……お、おいおい……!?それって譜術じゃねえか!)
(この娘、まさか………)
ティータとジンの質問を聞き、心当たりがあるルークは驚き、バダックは真剣な表情でソフィを見つめた。
「あれは魔法じゃないよ。再生術だよ。」
「へっ!?さ、再生術??」
「クルツの”方術”と似たようなものか?」
ソフィの答えを聞いたエステルは驚き、アガットは眉を顰めて尋ねた。
そしてソフィは自分が異世界の者である事やバルバトスと戦う事になった経緯を説明した。
「い、異世界って………」
「レン達がいるこの場所とは違う時間軸で様々な事が無限に起こっている”並行世界”。まさかそんな夢物語のようなところから来るなんて、普通に考えたら誰も信じないわね。」
「で、でもでも……実際ソフィさんが使っていた再生術?だったよね?それを使っている事を考えるとありえるのかも……」
ソフィが自分達が知る異なる世界の者である事に仲間達が驚きのあまり絶句している中、エステルは口をパクパクさせ、レンとティータは興味深そうな様子でソフィを見つめ
(あ、ありえねえ!他にも異世界があるなんて!?)
(だが、俺達の件を考えるとありえない話ではないな……)
ルークとバダックはそれぞれの想いを抱えてソフィを見つめていた。
「あ、あのソフィさん。さっきの戦闘で光みたいなのを出したり色々な武器を出して戦っていましたけど、もしかしてあれもソフィさんの世界の武器なんですか?」
その時ティータが質問を続けた。
「……あれは私自身に備わっている”能力”だから武器じゃないよ。」
「へ?ソフィ自身に備わっている”能力”??」
「フム……もしかして先程のイオン神父―――”守護騎士”が持つという”異能”とやら
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