第45話
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。それが貴女達の為。」
「テメェ……!」
「言ってくれるわね……!」
「いやはや……この面子を相手にたった一人で堂々と喧嘩を売るなんて、レン君以上のとんでもないリトルレディだね。」
ソフィの忠告を聞き、図星を突かれたアガットとシェラザードはソフィを睨み、オリビエは疲れた表情で溜息を吐いた。
「例え今のあたし達の実力では無理かもしれないけど……それでも必ずヨシュアを連れ戻し、”結社”の企みを止める!ヨシュアの家族として!遊撃士として!」
「エステルさん……」
「ハハ、さすがは旦那の娘だな。」
決意の表情でソフィを睨んで叫んだエステルの言葉を聞いたクローゼは明るい表情をし、ジンは感心し
「―――でも、エステルの言葉に一理あるわね。」
「ああ。今は無理でも俺達だって成長しているんだ。俺達が協力すればどんな”壁”も超えられる……!」
静かな笑みを浮かべるアーシアの言葉にフレンは口元に笑みを浮かべて頷き
「………………………貴女のその目、アスベルに少し似ている。」
「え?」
ソフィは静かな表情で呟いた後拳をエステルから退いた後周囲の人物を見回し
「―――だったら、貴女達の実力を見せて。模擬戦の結果によって私が知っている限りの情報や私の目的を貴女達に教えてもいいよ。」
静かな口調で宣言した。
「上等じゃない!あたし達の力、見せてあげるわ!」
「へっ、一人で俺達に喧嘩を売った事……この重剣で後悔させてやるよ!」
「”銀閃”の力、見せてあげるわ!」
「さすがにここまで言われちゃ、俺も遊撃士の一人として黙っていられん。勿論、俺も参戦させてもらう。」
「―――例えどのような強敵でもやりようによっては私達でも勝てるはずよ。」
「俺は遊撃士じゃねえが、ずっとアーシア達を手伝って来たサポーターとして加勢するぜ!」
ソフィの宣言に対し、エステルを含めた遊撃士達とフレンは交戦の意志を叫び
「はわわわわわっ!?」
「…………………」
「フフ、遊撃士協会の精鋭部隊と”執行者”をも圧倒した男を撃退した謎のリトルレディとの模擬戦か。興味深いカードだね。」
エステル達の様子にティータは慌て、クローゼは不安そうな表情をし、オリビエは興味深そうな表情で見つめ
「―――王都の入り口で待っているよ。準備を整えたら私に話しかけて。そこから模擬戦の場所へ移動するから。」
ソフィは静かな口調で呟いた後その場から去って行った。
「えっと、エルナンさん。そう言う訳だから……」
「ええ、武運を祈っています。―――相手は”執行者”をも圧倒した者を撃退した強者です。くれぐれも準備を
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