第45話
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、シェラザードは真剣な表情でソフィを見つめた。
「あ、あの、待ってください。確かそちらの方―――ソフィさんの名前に聞き覚えがあるような気がするんですが……」
「そ、そう言えばわたしも聞き覚えがあります……」
その時ソフィの名前に聞き覚えのあるクローゼとティータが申し出
「――――あっ!あのバルバトスって言う奴がヴァルターと戦っていた時に言ってたわ!」
「嘘だろ、オイ……こんなガキがあの滅茶苦茶な野郎を退けた奴の一人だってのか……!?」
二人の言葉からヴァルターとの戦いの際に叫んだバルバトスの言葉を思い出したエステルは声を上げ、アガットは信じられない表情でソフィを見つめた。
「話には聞いていましたが、まさかそちらから接触をしてくるとは………一体何の為に我々の前に現れたのですか?」
「……エステル達を手伝ってエステル達を守って欲しいって、私に依頼した人に頼まれた。それだけだよ。」
真剣な表情のエルナンに尋ねられたソフィは静かな表情で淡々と答えた。
「ねえ!貴女、黒髪の双剣使いの小僧――――ヨシュアと一緒にあのバルバトスって奴と戦ったんでしょ!?ヨシュアはどこにいるの!?もしかしてその”依頼人”ってヨシュアなの!?」
「……貴女はどうしてそのヨシュアという人を追っているの?」
血相を変えて自分を見つめるエステルにソフィは静かな表情で尋ねた。
「勿論連れ戻す為よ!またみんなで一緒に暮らす為に!」
「……例えその人に深い事情があって、貴女達の元に戻る事を望んでいなくても連れ戻すつもりなの?」
「当然よ!あたしは絶対にヨシュアを連れ戻すって決めたんだから!」
ソフィの問いかけにエステルが決意の表情で叫んだその時ソフィは突如拳をエステルの顔ギリギリに止めた!
「!!!」
顔ギリギリに拳が迫った事にエステルは目を見開き
「お、おねえちゃん!」
「エステル!」
「エステルさん!」
「このガキ……!一体いつの間に攻撃態勢に入りやがった……!?」
「拳を構える瞬間すら見えなかったぞ……!」
(あの娘……守護騎士―――いえ、下手をしたらアインクラス……!?)
(お、おいおい……一体どんな滅茶苦茶な強さを持つ奴なんだ……?)
ティータやシェラザード、クローゼは心配そうな表情で声を上げ、アガットとジンはそれぞれ武器を構えてクラトスを睨み、ソフィを厳しい表情で睨みながら呟いたアーシアの小声の言葉を聞いたフレンは信じられない表情でソフィを見つめていた。
「――――”身喰らう蛇”の”執行者”という人達にも敵わない貴女達では難しいから、止めた方がいいよ
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