第45話
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て『結社』は国内の何らかの拠点を築いている可能性は高そうです。そこを叩かない限り、根本的な解決にはなりません。今後は王国軍と全面協力して捜索活動を行う必要があるでしょう。」
「確かにそうですね……」
「へっ、結社対策チームがもう1つ必要になるのも当然か。」
「うーん、そうなるとクルツさんのチームにも戦力が必要になりそうだし……。アネラスさんを取られちゃうのも仕方ないかぁ。」
「えへへ、ごめんね。『結社』の拠点を見つけたらエステルちゃんの力も借りることになると思うから。その時に一緒に戦おう?」
「うん……そうね!」
そしてアネラスは先にギルドを出て行くと入れ替わりに紫色のツインテールの少女がギルドに入ってきた。
「あ。」
「遊撃士協会へようこそ。今日は何のご用件でしょうか?」
少女を見たエステルは目を丸くし、エルナンは尋ね
(何モンだ、あのガキは……)
(ジンさんやレンみたいに両手に篭手らしき武装をしている所を見ると少なくてもただの子供ではないでしょうね……)
(ああ。彼女からは凄まじい”気”を感じる。間違いなく相当の使い手だ。)
少女が只者でない事を悟っていたアガットやシェラザード、ジンは少女の正体を怪しがっていた。
「……エステル・ブライトは貴女?」
その時エステル達を見回していた少女はエステルを見つめて訊ねた。
「う、うん。もしかしてあたしに何か依頼したい事があるのかしら?」
「ううん。私の名前はソフィ・ラント。ある人からの”依頼”で貴女達――――エステル達を手伝う事になったの。”身喰らう蛇”の人達が現れた時も、私も一緒に戦うから私も貴女達の戦力の一人に数えていいよ。」
「へっ!?あ、あたし達に!?」
「というかそれ以前に一体どこで”身喰らう蛇”の存在を知って、私達が彼らの行方を追っている事を知っているのかしら?」
「それに”依頼”って事は”誰か”が依頼したって事だろう?一体”誰”がそんな依頼を出したんだ?」
少女―――ソフィの話を聞いたエステルは驚き、アーシアとフレンは真剣な表情でソフィを見つめて尋ねたが
「………………………」
ソフィは何も語らず黙り込んでいた。
「おい、ガキ。黙っていないで何か言ったらどうだ?」
「ア、アガットさん。そんなに睨んだら答えられないですよ〜。」
「まあ、依頼人の正体や名前を口にしないのは遊撃士のあたし達としても理解できるけど……せめて何の為にその依頼人とやらがそんな訳のわからない依頼を出したのか教えてくれないかしら?」
何も語らないソフィを睨んで答えを促そうとするアガットをティータは諫めようとし
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