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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第45話
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くれ。」

「A班、B班共に全員無事に戻ってくること……それが何よりも重要だろう。」

「そ、そうだな。」

「危険な状況に陥らないようそれだけは気を付けておくよ。」

そしてそれぞれの目的地に向かうA班とB班は向かい合った。



「コホン、それじゃあここでお別れだな。」

「B班が向かうのは西……海都オルディス方面の路線か。」

「俺達A班は北東……鋼都ルーレ方面の路線になるな。」

「ガイウスの故郷かぁ……土産話、楽しみにしてるから!」

「ああ、そちらこそくれぐれも気を付けてくれ。」

男子達は互いの顔を見てそれぞれの無事を祈った。



「フィーちゃん、ラウラさん、ツーヤさん。どうかお気を付けて。」

「その、お互い元気な顔で再会できるようにしましょ。」

「互いに良い結果が報告できるよう、共にがんばりましょう。」

エマとラウラ、プリネはB班の女性陣を見つめ

「……そうだな。」

「ん。」

「ええ……!」

ラウラ達はそれぞれ頷き、A班、B班共にそれぞれが乗る列車へと向かった。



「え……………………」

それぞれが向かい始めたその時、黒を基調とした学生服を身に纏うエリスが駅に現れてリィンの背中を見つめた。

「あら……?どうしたの、エリス。」

その時金髪の可憐な女子生徒がエリスに近づいてきた。



「ひょっとしてカッコいい男の人でもいた?貴女のお兄さんみたいな。」

「またそんな……その、知り合いに似た人を見かけただけです。朝早くに帝都にいる訳がないので見間違いだとは思うのですが。」

金髪の女子生徒に微笑まれたエリスは呆れた表情で答えた後戸惑いの表情をし

「ふぅん……知り合いねぇ。―――それはそうと……ふふっ、否定しないんだ?貴女のお兄さんがカッコいいってことは♪」

エリスの答えに納得いっていない様子の女子生徒は口元に笑みを浮かべてからかいの表情でエリスを見つめた。



「も、もう……知りません!まったく姫様は……教えるんじゃありませんでした。」

女子生徒に見つめられたエリスは頬を赤らめた後恥ずかしそうな表情で女子生徒から視線を逸らした。

「うそうそ、怒らないで。お詫びに貴女と貴女のお姉さんにマリアージュ・クロスの新作をプレゼントしちゃうから♪」

「って、大人の女性向けの下着じゃないですかっ!それに姫様が姉様に下着をプレゼントしたら、姉様に私の友人関係を心配されてしまいますっ!」

女子生徒の言葉を聞いたエリスは頬を赤らめて反論した。



「クスクス……」

するとその時クレア大尉が微笑みながら二人に近づいてき
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