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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第45話
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「―――実際エリゼさんのメイドとしての腕前は相当優秀だと聞いています。戦闘に関しては皆さんもその目で見ていましたからわかるでしょうけど、家事や各種接客は基準以上で、リフィアお姉様のスケジュール管理に加えて政務関係の書類の整理もできますから、文官としての能力もあると聞いています。そして何より凄いのはリフィアお姉様のお目付け役を果たせる事でして。リフィアお姉様の行動に頭を悩ましていたお父様やシルヴァンお兄様はエリゼさんに相当の信頼を寄せていると聞いた事があります。」

「ええっ!?エ、エリゼが!?」

「す、凄いわね。シャロンより能力が高いんじゃないのかしら?」

「メイドさんと言うかむしろ秘書に近いですよね……?」

プリネの説明を聞いたリィンは驚き、アリサとエマは信じられない表情をし

「メイドとはそういうものなのか?」

「それは違う。あの二人が特別なだけだ。それはそうとリィン。相当努力しなければ、色々な意味で妹に負け続けて、妹に不甲斐ない兄を見せ続ける事になるぞ?」

ガイウスの質問をユーシスは否定した後口元に笑みを浮かべてリィンを見つめ

「うっ……」

(うふふ、でも夜伽の技術能力はどうかしらね♪)

図星をつかれたリィンは冷や汗をかいて唸り、ベルフェゴールはからかいの表情になっていた。

「……それより……ねえ、あっちの方なんだけど。」

その時ある事に気付いたアリサの言葉を聞いたリィン達は隣の席に座っているB班のメンバーの様子を見つめた。



「しかし”ブリオニア島”か……古代文明の遺跡があるらしいがどういった場所なんだろうな?」

「そう言えば僕、海ってみるの初めてなんだよね。ツーヤはどうなの?」

「あたしが元々住んでいた孤児院はリベールの”ルーアン地方”でしたから、マノリア村にある風車小屋でやっている日曜学校に行く時に毎日見ていましたし、孤児院の子供達と一緒によく浜辺で遊んでいた事もあります。」

エリオットの疑問にツーヤは懐かしそうな表情で答え

「そう言えばツーヤはリベール王国の出身だったか。確か”ルーアン地方”はリベール王国唯一の湾岸地域だったから、海は飽きる程見ているだろうな。」

「そうなんだ……ラウラとフィーはどうなの?」

ツーヤの話を聞いたマキアスは自分が覚えている知識を思い出して考え込み、エリオットは目を丸くした後ラウラとフィーに視線を向けた。



「……ふむ。私も見たことがないな。」

「わたしはあるけど。」

二人はそれぞれ真逆の答えを口にした。

「ほう、そうなのか?」

フィーの答えを聞いたラウラは目を丸くした後フィーに尋ねたが

「ん、団の上陸作戦について行
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