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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第45話
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たみたいね?毎日ミルモの大好物を出しているから、ミルモまで貴女になついちゃってるし。」
一方アリサは呆れた様子でシャロンを見つめた。
「ふふっ、滅相もない。それにミルモ様にはお嬢様をいつも守ってくださっているのですから、ラインフォルト家に仕えるメイドとして当然のことをしたまでです。―――――お嬢様、どうか道中、くれぐれもお気を付けください。このシャロン、一日千秋の思いでお待ちしておりますわ。」
「はいはい、気を付けるわ。……って、シャロン。あなたまた何か企んだりしてないわよね?」
「……?何のことでございますか?」
ジト目のアリサに見つめられたシャロンは不思議そうな表情で首を傾げた。
「ち、違うならいいんだけど。……まあいいわ。それじゃあ行ってくるわね。」
「はい、行ってらっしゃいませ。」
「ふふっ、失礼します。」
「留守中、よろしくお願いします。」
そしてリィン達はシャロンに見送られて寮を出た。
「ふわ〜……A班も行ったわね。」
Aリィン達が寮を出るとサラ教官がシャロンに近づいてきた。
「サラ様、お早うございます。起きていらっしゃったのならお見送りされればよろしいですのに。」
「ま、”特別実習”は当日の朝から始まってるからね。指導・評価する側としては色々と気を遣ってるってわけよ。」
「なるほど、道理でございますね。」
サラ教官の説明を聞いたシャロンは納得した様子で頷いた。
「―――それより、一つ質問。”アナタの方”はいつ戻ってくるわけ?」
「ふふっ、サラ様はお鋭くて困ってしまいます。―――そうでございますね。お嬢様がたの実習が終わる頃までには、とだけ。」
「なるほどね。」
その後寮を出たリィン達が駅構内に入るとB班のメンバーが構内にいた。
〜トリスタ駅〜
「あ、リィンたち!」
「皆さん、おはようございます。」
「そっちも出発か。」
リィン達に気付いたエリオットは声を上げ、ツーヤは会釈し、マキアスは呟いた。
「ああ、そうだけど……」
「えっと……」
リィンとアリサは微妙な空気をさらけ出しているラウラとフィーに視線を向けた。
「……なに?」
「そちらは乗車券を購入しなくていいのか?」
「いや……うん、そうだな。」
「今回、帝都までは一緒の列車ですし……」
ラウラの言葉にリィンとエマは頷き
「とっとと購入するぞ。」
ユーシスに促され、リィン達はそれぞれ切符を購入した後ホームに向かうと放送が入った。
まもなく2番ホームに帝都行き旅客列車が到着します。ご利用
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