第43話
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「ひいいっ!?」
「なんて大きさ……!」
「な、なんやコイツ!?」
巨大な人形兵器の存在にエステル達が驚いている中、人形兵器はオルグイユについている『ゴスペル』を剥ぎ取った!
「あっ……」
「『ゴスペル』を!?」
人形兵器の行動にエステル達が驚いている中、ユウナは跳躍して人形兵器の手のひらに乗った。
「これがユウナのパパとママ(パテル=マテル)。パパのように大きくてママのように優しいの。それ以外のパパとママなんていらない。勿論おねえちゃんも。」
「うふふ、それはこっちの台詞よ。それにしても……よくそんな”モノ”を”パパ”や”ママ”扱いできるわねえ?そんな感情すらなく、喋る事もできない”モノ”なんかが”家族として”何をしてくれるのかしら?」
「!……………」
小悪魔な笑みを浮かべて自分を挑発するレンの言葉を聞いたユウナが目を見開いた後冷たい視線でレンを睨んだその時
「も、目標を発見!」
「わわっ、何あれ!?」
「戦車と”結社”の人形兵器か!?」
王国軍と共にアネラスとフレンが現れ
「ユ、ユウナちゃん!?」
続くようにギルドで眠っていた仲間達がイオンやアリエッタと共に現れた。
「みんな、目がさめたのね!?」
「はい。けど、この状況は一体……」
(やっぱり”楽園”にいた教団員達を殺したのは”結社”だったようね……)
エステルに答えたクロ―ゼはカノーネ達や倉庫の屋根にいるユウナや傍にある人形兵器を見て戸惑い、アーシアは真剣な表情でユウナを見つめ
「――――どうやら最悪の予想が当たってしまったようですね……アリエッタの話を聞いてまさかとは思っていましたが………」
「一体”結社”の誰が、何の為に、彼女を連れ出したの、でしょう?」
イオンとアリエッタはそれぞれ真剣な表情でユウナを見つめていた。
「うふふ、睡眠薬の効果も時間ピッタリだったみたい。昔ヨシュアに教わった通りね。」
「!!!」
「ホントはね、エステルのこと、殺しちゃおうかなって思ったの。だって教授が、ヨシュアが帰ってこないのはエステルのせいだって言ったし、元おねえちゃん―――レンにとって大切な”今の家族”を殺したら、レンがどんな反応をするのか楽しみだったし。」
「え……………」
「…………………」
サラリと呟いたユウナの物騒な話やヨシュアの話を聞いたエステルは呆け、レンは膨大な殺気を纏って全てを射殺すような冷たい視線でユウナを睨んでいた。
「でも、楽しかったから今回だけは許してあげるわ。うふふ、特別なんだからね?レンがエステルを気に入っている理由も何となくわ
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