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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第44話
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月特別実習
A班:リィン、アリサ、エマ、ユーシス、ガイウス、プリネ
(実習地:ノルド高原)
B班:マキアス、エリオット、ラウラ、フィー、ツーヤ
(実習地:ブリオニア島)
「これって……」
「”ブリオニア島”は確か……帝国南部の外れにある島だったな。」
「ラマール州の沖合いにある遺跡で有名な島だったはずだ。しかし――――」
メンバー表と実習地を確認したエリオットは目を丸くし、マキアスの話にラウラは頷いた後考え込み
「……………………」
(ハア、今度はこの二人か……ユーシスさんとマキアスさんが和解してようやく……と思っていたのに……何であたしの班ばっかりこうなるの……)
フィーはラウラから視線を外して黙り込み、その様子に気付いたツーヤは疲れた表情で溜息を吐いた。
「”ノルド高原”は帝国北東の先の方でしたよね?」
「ええ、ルーレ市の先……国境地帯の向こうになるわね。」
「古くより遊牧民が住む高地として知られる場所だな。」
(ノルド高原……クロスベルと同じカルバードと領有権を巡って争っている土地ね。何事もないといいのだけれど……)
エマ達が実習地について話し合っている中、プリネは考え込み
「あ、それって確か……」
「ガイウスの故郷だったよな?」
実習地がクラスメイトの故郷である事に気付いたエリオットは目を丸くし、リィンはガイウスに視線を向け
「ああ、そうだ。A班には高原の集落にあるオレの実家に泊まってもらう。よろしくな―――リィン、アリサ、委員長、ユーシス、プリネ。」
視線を向けられたガイウスは頷いて説明した。
そして”特別実習日”が来た……!
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