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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第43話
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ズ士官学院に留学する条件の一つがリウイ陛下が常任理事の一人になる事ですから。」
尋ねられた二人はそれぞれ答え
「そ、そうだったんですか!?」
「一体何故そのような条件を……」
二人の答えを聞いたリィンは驚いて信じられない表情をしているラウラと共にリウイを見つめ
「というか常任理事は理事会の関係でそれぞれ常任理事全員が誰なのか把握しているはずですから、同じ常任理事の一人であるルーファスさんもリウイ陛下が常任理事の一人である事は当然知っているはずですが……」
「何!?兄上が常任理事である事を明かした時もそんな話は聞いていないぞ!?」
苦笑しながら言ったツーヤの言葉を聞いたユーシスは驚いた。
「もしかしたらユーシスが驚くのが見たくて黙っていたかも。」
「ア、アハハ……確かに実際ユーシスさんを驚かせる為に自分が常任理事の一人である事を黙っていましたものね……」
「兄上……」
そしてフィーとエマの推測を聞いたユーシスは疲れた表情で溜息を吐いた。
「……兄様は驚きすぎです。陛下のご息女であるプリネ姫が留学しているのですから、何らかの形で陛下もトールズ士官学院に関わっていてもおかしくないのですよ?」
「いや、そんな事を言われても……って、エリゼ!?何でリウイ陛下と一緒に……」
呆れた表情のエリゼに指摘されたリィンは疲れた表情で答えかけたが妹の一人が目の前にいる事に驚いてエリゼを見つめ
「へ……」
「に、”兄様”って事はもしかして……」
二人の会話を聞いたエリオットは呆け、アリサは目を丸くしてエリゼを見つめ
「―――お初にお目にかかります。リィン・シュバルツァーの妹、エリゼ・シュバルツァーと申します。いつもリィン兄様のお世話をして頂いてありがとうございます。」
エリゼは両手でスカートを摘み上げて上品に会釈をして自己紹介をした。
「リ、リィンの妹さん……」
「その妹がどうして”英雄王”と一緒にいるの?」
エリゼの自己紹介を聞いたマキアスは呆け、フィーは尋ねた。
「……本来なら俺の専属侍女長であるペテレーネが付き添う事になっていたのだが生憎教会関連の仕事で時間が無かった為、休暇の所を悪いと思ったのだがリフィアの専属侍女長であるエリゼに付き添ってもらったという訳だ。」
「ええっ!?エ、エリゼがリフィア殿下の専属侍女長!?エ、エリゼ、一体いつそんな大役に任命されたんだ?俺が士官学院に入学する頃はリフィア殿下の専属侍女に任命されただけじゃなかったか?」
リウイの説明を聞いたリィンは驚いた後信じられない表情でエリゼを見つめ
「……殿下お付きの専属侍女は私一人の為当然殿下の専属
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