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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第40話
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「そうですね…………」
残念そうな表情をしているアリサの言葉に頷いたエマは考え込み
「?」
エマの様子を見たエリオットは首を傾げた。
「……気のせいかもしれないけど。最近、ラウラとフィー、どこかぎこちなくないか?」
「そ、そうなの?」
リィンの意見の聞いたエリオットは戸惑い
「ふう……気付いていたんだ。」
アリサは静かな表情で頷いた。
「その、今月に入ってから何かあったみたいで……お互い避け合ってるような気がするんです。」
「フン、言われてみれば。しかし、どちらも細かいことを気にするようなタイプではないと思ったが。」
「うーん、そうなのよね……」
「私達もそれとなく探ってはいるんですけど。」
「……ひょっとしたらあの事が原因かもしれないな。」
クラスメイトがそれぞれ話し合っている中、黙って考え込んでいたマキアスは呟いた。
「あの事……?」
「どういう事?」
「その、特別実習での出来事をA班・B班で報告し合っただろう?……フィーが爆薬を使って牢屋の扉を開いた事も含めて。」
「そういえば……」
「フィーって、学院に来る前に”猟兵団”にいたんだよね。確かにビックリしたけど……それがどうしたの?」
マキアスの話を聞いたアリサは目を丸くし、エリオットは戸惑いの表情で尋ねた。
「いや、それを話した時、ラウラが一瞬だけ険しい顔になった気がして……すぐに普通の顔に戻ったから気のせいかと思ったんだが。」
「そうだったのか……」
「でも、それがどうして?」
「いや、そこまではさすがにわからないが……」
エマに尋ねられたマキアスは戸惑いの表情で考え込み
「フン、事情は人それぞれだろう。――いまだ家名を明かさない人間もいるくらいだからな。」
ユーシスは呆れた様子で答えた後アリサに視線を向けた。
「ちょ、ちょっと……今ここでそれを言うの!?」
「別に他意はないが。まあ、お前の家名については大方予想できているからな。」
「そ、そうなの?」
「あ、あなたねぇ……」
ユーシスの話を聞いたエリオットは驚き、アリサはジト目でユーシスを睨んだ。
「まあまあ、アリサさん。」
「前から言ってるようにアリサが教えてくれる気になるまで詮索したりはしないからさ。」
「そ、その……勿体ぶってるわけじゃないのよ?ただ、あまり周りに知られると面倒な事になるかなって……」
リィンの言葉にアリサが考え込みながら答えたその時
「―――お嬢様。お帰りなさいませ。」
「え―――」
以
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