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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第40話
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味ありげな表情をして尋ねた。
「その相手なんだけど……プリネさんなんだよな。」
「ええっ!?」
「プ、プリネが!?」
「た、確かにプリネさんに恋人がいるような言動が本人から聞いた事はアリサさんやラウラさんから聞いていますが……」
「信じられん……相手は皇族……しかも”英雄王”の娘だぞ?」
「ああ……余りにも身分が離れているから、普通に考えてもありえない組み合わせじゃないか?」
リィンの答えを聞いたエリオットとアリサは驚き、エマやユーシス、マキアスは信じられない表情をしていた。
「噂によればリウイ陛下が直々に剣を合せてレオン教官の腕を認めたから、リウイ陛下を含めたメンフィル帝国の皇族はプリネさんと恋人関係である事に関しては公認しているらしい。」
「ええっ!?あ、あの”英雄王”とレオン教官が剣を合わせたの!?」
「……そう言えば以前の旧校舎でのオリエンテーリングの時にプリネはメンフィル帝国は皇族が認めれば皇族と平民の結婚も可能だと言っていたな……」
「そ、そうなのか!?エレボニア帝国では絶対にありえない事だな……」
リィンの説明を聞いたエリオットは驚き、ある事を思い出したユーシスの話を聞いたマキアスは信じられない表情をし
「後でプリネにカマをかけて口をわらせましょ。」
「フフ、そうですね。でも、それならプリネさんの人間関係に関して一番詳しいと思われるツーヤさんに聞くのもいいかもしれませんね。」
口元に笑みを浮かべたアリサの言葉にエマは微笑みながら頷いた。
「そういえば……明日も生徒会の手伝いをするの?」
「ああ、そのつもりだよ。試験勉強ばかりだったからいい気分転換になりそうだし。」
アリサに尋ねられたリィンは頷き
「なるほどな。」
「旧校舎の探索をする時はぜひ呼んでくださいね。」
「ああ、今度は僕達も君の力にならせてもらおう。」
「はは、それじゃあ遠慮なく声をかけさせてもらおうかな。」
「ふふっ、いつの間にか全員参加することになったね。」
今まで旧校舎の探索を共にしてこなかったメンバーからの申し出を聞いたリィンは明るい表情で頷き、エリオットは笑顔になった。
「そういえば……ガイウス、どうしたんだろう?学院長に呼ばれたってさっき言ってたけど……」
「ああ、そうだったな。」
「学院長……何の用事なんだ?」
「わからないけど……ラウラとフィーも先に教室を出て行っちゃったのよね。ケルディックの臨時領主を務めている関係でケルディックに用があるプリネとプリネの護衛のツーヤは仕方ないけど……できればみんなで帰ろうと思ったのよね……」
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