〜白き花のマドリガル〜後篇
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「さ〜てと。邪魔者はそろそろ退散してもらうわよ……!行くわよ、リウイ!」
「………いいだろう!」
観客に聞こえないぐらいの声の大きさのエステルの呼びかけに頷いたリウイは、やや離れた場所で魔法剣を放った!
「舞い上がれ!!」
「「「うわぁっ!?」」」
「お、おわ〜!?」
魔法剣によってできた風がデュナン達を襲い、デュナン達を空へ舞い上げた。
「せいっ!」
「「「「ガハッ!?」」」」
舞い上がり、落ちて来たデュナン達にエステルは飛び上がって、クラフト――捻糸棍を放つ用法で剣で闘気でできた衝撃波をデュナン達の頭上から放ち、デュナン達を叩き落とした!そして叩き落とされたデュナン達に向かって着地したエステルはリウイと共に挟み撃ちして闘気を込めたレイピアで息もつかぬ連撃を放った!
「はぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「オォォォォォォォォッ!」
エステルとリウイは叫びながら何度もデュナン達を斬りまくった!2人の闘気の籠った斬撃は余波で衝撃波をうみ、その衝撃波がデュナン達を再び空中へと舞い上がらせた!
「「「ぐわぁぁぁ………!?」」」
「ぎゃぁぁぁっ………!!??」
エステルとリウイの猛烈な攻撃にデュナン達は悲鳴を上げた。
「はぁっ!」
「セアッ!」
2人の猛烈な攻撃はやがて終わり、最後の攻撃でデュナン達をまた空高くへと舞い上げた。そして2人は並び、同時に目を閉じた状態で突きの構えで魔力を剣に溜めた。
「はぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「オォォォォォォォォッ!」
同時に目を見開き、魔力によってエステルの剣には雷が、リウイの剣には暴風が宿り、2人は落ちてくるデュナン達に同時にそれぞれの渾身の一撃を放った時、それらは併せ技となった!光に生き、誰からも愛された少女と、闇の中で生き、ほとんどの同族達からは半端者として忌み嫌われ、自分の事をひた向きに慕う少女の存在に気付かず孤独に育った王が放つ嵐のような激しさの連撃と威力。その技の名は……!
「「奥義!太極嵐双剣!!」」
リウイが放った暴風の魔法剣にエステルの放った雷の魔法剣が混ざり、デュナン達に襲った!
「「「「ぎゃぁぁぁ………!!」」」」
暴風に混ざった雷に感電したデュナン達は悲鳴をあげながら、暴風によって観客達の頭上を越えて入口まで吹っ飛ばされた!
「……!!」
「「「「うわぁぁぁっ………!ガ!?…………」
「か、閣下〜………!!」
入口付近にいた銀髪の青年は吹っ飛ばされて来たデュナンに気付き、身体を少し横に向けて回避した。そして入口を越えたデュナン達は門がある壁まで吹っ飛び、気絶した。そして
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