第52話
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景気づけにいっしょに夕食をするためにヨシュアとハンスを席をとっておいてもらうために先に食堂に行かせ、学園長に呼ばれたジルを迎えに行った。
〜ジェニス王立学園・学園長室・夕方〜
「なるほど……。それはいいアイデアですよ!さすが学園長、冴えてますねぇ。」
「ははは……。おだてても何も出んよ。それでは、リストの方は君に任せても構わないかね?」
会話をしていてある提案をしたコリンズにジルは喜び、それを見たコリンズは尋ねた。
「はい、任せてください!……あの〜……できれば例の異世界の大使も呼べればな〜って思っているんですが。」
「もちろん招待状は送ったが期待はしないでくれよ?リベールが異世界との交流を始めてから、何度か招待状は送ってはいるが学園祭に一度も顔を出した事もなく、後日に多忙という理由で来れなかった事の謝罪の返事の手紙が来るぐらいだからな。………将来的に”闇夜の眷属”の子供達を学園に迎え入れて子供達同士仲好くなって、種族や異世界人との隔たりをなくす礎になってほしいものなのじゃが……その提案を話す機会を作るためにも送っているのじゃ……」
ジルの言葉にコリンズは溜息をつきながら答えた。
「そうですか……まあ、余り期待せず待っています。もしかしたら今回に限って来てくれるかもしれませんし。」
「そうだといいのだがな………とにかくリストの件は任せるよ。」
「はい!」
ジルとコリンズが会話をちょうど終えた時エステル達が入って来た。
「失礼しま〜す。」
「あ、すみません……。まだお話中でしたか?」
「いやいや。ちょうど終わったところだよ。実はなぁ……」
「ああ、学園長!喋っちゃダメですってば!明日の楽しみが減っちゃうじゃないですか!」
エステル達に先ほどの会話の内容を話そうとしたコリンズだったがジルが慌てて口止めをした。
「な、なんなの?あからさまに怪しいわね。」
「ジルったら……。また何か企んでいるの?」
ジルの様子を訝しげに思ったエステルとクロ―ゼは首を傾げた。
「ふっふっふ……。それは明日のお楽しみよん。そうだ、プリネ!」
「なんでしょう?」
「プリネは明日の学園祭の事……お父さん達に話している?」
「いえ。今は家を出てお姉様達といっしょに旅をしていますから知らないと思います。」
「ふ〜ん……じゃあ、プリネのお姉さん達がプリネのお父さん達に話している可能性はあるんだ?」
「どうでしょう?……もしかしたらお父様達に今回の学園祭の事を話しているかもしれませんが、それがどうかしましたか?」
「ううん!そんな大したことではないから気にしなくていいわ!(もしかし
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