第38話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
」
「………………………………」
不敵に笑うヴァルターを見てもエステルは怯まず、ヴァルターを睨み
「やだやだ!エステルお姉ちゃん!」
「エステル、逃げろッ!!」
「エステルさんっ!」
「クッ……!エステルをやらせないわよ!」
その様子を見ていたティータは悲鳴を上げ、アガットとクローゼは血相を変えて叫び、アーシアはエステルの前に飛び込んで武器を構えていた。するとその時!
ほう?貴様も少しは楽しませてもらえそうだなあ?
エステル達とヴァルター、双方にとって聞き覚えのない狂気を宿した声が聞こえてきた!
「あん?一体どこにいる?―――姿を現せ!」
そしてヴァルターが叫んだその時、ヴァルターの側面の空間が歪んだ後なんとバルバトスが姿を現した!
「へっ!?」
「な、なんだぁっ!?」
「何もない所から突然現れるなんて……」
「な、何かあの人、凄く怖いです……」
突如現れたバルバトスを見たエステルとアガットは驚き、クローゼは信じられない表情をし、バルバトスの雰囲気を感じ取っているティータは不安そうな表情をし
「―――みんな、気を付けて!あの男からは凄まじい”邪気”を感じるわ!」
アーシアは厳しい表情でバルバトスを睨んで警告した。
「………テメェ、何者だ?」
「クク……俺は”最強”の男、バルバトス。ヴァルターと言ったな?貴様も俺が更に強くなる”糧”となってもらうぞ!ぶるあああぁぁぁぁぁっ!!」
「クク、ゾクゾクさせてくれる狂気だな。―――いいぜ、ガキ共の相手で萎えていた所だ。そこにまさかこんな”御馳走”が転がり込んでくるとはな。……さあ、死合おうとしようぜ!」
膨大な闘気を纏って自分を睨んで叫ぶバルバトスを見て、口元に笑みを浮かべたヴァルターは凶悪な笑みを浮かべてバルバトスに向かって行った!
今ここに!狂気を宿した者達同士の戦いが始まった……!
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ