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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第38話(2章終了)
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、フィーはジト目で指摘し

「”今”しか得られない”何か”。そして……掛け替えのない仲間と一緒ならか。」

「ちょ……やめたまえ!僕を悶え苦しませるつもりか!?」

サラ教官の言葉を繰り返したユーシスの言葉を聞いたマキアスは笑いをこらえながらユーシスを睨み

「――ああもう!せっかく良い事言ったのに!アンタたち、思った以上に一筋縄じゃいかないわねぇっ!」

口々に自分をからかう様子のリィン達を見たサラ教官は呆れた表情で声を上げて指摘した。



〜バリアハート地方〜



一方その頃水色の髪の少女がリィン達が列車を見送っていた。

「ふぇ〜、ブジ帰ったかぁ。まさか”ブレイサーロード”達が関わってくるなんてね〜。しかし冗談抜きで”ブレイサーロード”達って”化物”じゃん……たったあれだけの人数で軍隊に勝ったり戦車を破壊するとか、あの人達って本当にボク達と同じ人間なのかなぁ?」

少女はエステル達の戦いを思い出して苦笑した。

「ニシシ……砦で見つかっちゃった時はどうしようかと思ったけど。」

ある出来事を思い出した少女が口元に笑みを浮かべたその時、オーブメントに通信が入り、少女は通信を開始した。



「もしもし、こちら”白兎(ホワイトラビット)”。うんうん……”ブレイサーロード”達やメンフィルが介入してきたけどいちおー何とかなったよ。まー、細かいことはイイじゃん♪ちゃんとお仕事は終わらせたんだし。あ、でも、色々面白いのはいたけど”連中”の気配はゼンゼンなかったよ?―――え、ダミー情報?キミとオジサンの裏をかいたの?あはは、すごいなぁ。結構やりがいのある相手だねっ!―――ボク?これからクレアと合流するけど。りょーかい。まったねー、”レクター”。」

通信を終えた少女は列車が去った方向を見つめ

「……そういえば『シカンガクイン』だっけ?んー……なんだか楽しそうでいいなぁ。」

興味ありげな表情で呟いた後片手を上げた。

「―――ガーちゃん。」

「―――――!」

するとリィン達が峡谷で見た謎の人形兵器が少女の背後に現れ

「そうそう。ここでの仕事は終わりだよ。行こっか―――”アガートラム”」

「―――――」

少女を片腕に乗せて空へと飛びあがり、その場から去って行った。



なお、今回の件によって領邦軍はバリアハート地方に所属していた兵士達のおよそ7割が重傷を負っている影響で数ヵ月〜数年は戦えない状態となり、バリアハート地方に配備されていた”アハツェン”や装甲車のおよそ8割も破壊され、軍として人、物資共に甚大な被害を受けた。また、住民への口止め料や慰謝料、重傷を負った兵士達の治療費、破壊された戦車や装甲車の修理費や新たに購入し
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