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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第34話
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の場にいる全員は呆け
「残りの一台はメティに任せておけ!喰らえ――――ッ!!」
その隙を逃がさないかのようにメティサーナは膨大な闘気を込めて大鎌を縦に振るい、空をも切り裂く一撃―――空ヲ切リ裂ク鎌斬を放った。すると天にも届くほどの衝撃波の刃を受けた残りの一台の”アハツェン”は縦に真っ二つに切られ、操縦者である兵士達が何が起こったのかわからない呆けた様子で姿を現した!
「「………………」」
そして我に返ったリィンとユーシスは口をパクパクさせ
「な、なななななななっ!?せ、戦車を……!」
「斬った………」
「わ、私達、夢でも見ているのでしょうか……?」
マキアスは混乱し、フィーは呆け、エマは信じられない表情をし
「ミントちゃん……!」
蜂蜜色の髪の娘―――ミントの姿を見たツーヤは明るい表情をし
「ナイスフォロー、フェミリンス、ミント!―――ヨシュア!」
エステルは嬉しそうな表情でミントと金髪の女性―――フェミリンスを見つめて言った後ヨシュアに視線を向け
「わかった!いくよっ!!」
「ががっ!?」
エステルの言葉に頷いたヨシュアは神速で兵士達に強襲して斬撃を叩き込み
「たぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ぎゃあああああっ!?」
そこにすかさずエステルが飛び込んで棒による連打攻撃を浴びせた後分け身を作ったヨシュアと並び
「「奥義!太極無双撃――――ッ!!」」
「ぐああああああああああああっ!?」
エステルは兵士達の目の前に棒を叩きつけて大地から凄まじい威力の衝撃波を発生させ、ヨシュアは分け身達と共に斬撃を叩き込み、
協力技
(
コンビクラフト
)
を受けた領邦軍は猛スピードで周囲の建物に叩きつけられるかゴミ屑のように空へと舞い上がった後地面に叩きつけられ、身体をピクピクさせた後気絶した!
「…………」
「な、ななななななっ!?ひ、人が空に打ち上げられるなんて……!」
「ひ、人ってあんな高く飛ばせるんですね……」
「あんな事ができるのはわたしが知っている限りだと前にいた”猟兵団”の団長や副団長ぐらいだと思う。」
「遊撃士というのは皆、このような非常識な強さの奴等ばかりなのか!?」
エステルとヨシュアの圧倒的な攻撃を見たリィンは口をパクパクさせ、マキアスは混乱し、エマは表情を引き攣らせ、フィーは目を丸くし、ユーシスは信じられない表情でエステル達を見つめ
「えっと、エステルさん達を基準にするのは間違っていますから。あの人達が特別なだけです。」
「そういうお前もメティ達と”同類”だから、人の事は言えないだろうが。」
ユーシスの言葉を聞いたツーヤは苦笑しながら答え、ツーヤの
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