第36話
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ザード達が護衛する人々をわざわざ先回りして眠らせた………もしかしたら挑発しているかもしれねえな。」
「「………………………………」」
フレンの推測を聞き、心当たりがあるシェラザードは浮かない表情で、レンは真剣な表情で黙り込んでいた。
「そう言えば……そちらのシスターの方は何者かしら?もしかしてルーク達が帰る途中に会ったという”星杯騎士”の方かしら?」
その時ステラに視線を向けたアイナは尋ね
「いえ、私は”星杯騎士”の方達にお世話になっているだけで、厳密には違います。―――初めまして。ステラ・プレイスと申します。とある理由があって、この度イオン様達の任務に同行させてもらっています。」
「へ!?」
「ルーク?彼女を知っているのかしら?」
ステラが名乗った瞬間驚きの表情で声をあげたルークが気になったアイナはルークに訊ねた。
「い、いや、単に知り合いの名前と同じだったから驚いただけだよ、ハハ……」
「クク……」
とっさに思いついた嘘をついて必死に誤魔化しているルークの様子をフレンは笑いを噛み殺して見守っていた。
「ステラさん、でしたよね?理由があって星杯騎士の人達と行動をしていると仰いましたが、差し支えなければその理由を教えてもらっても構いませんか?」
「はい。…………以前のリベールのクーデターに関わったアリエッタさんから私がずっと探していた人を見かけたと聞きまして。”結社”と関係しているその人が再びリベールに現れる可能性が高いと思い、その人に会う為にしばらくリベールで活動をする事になったイオン様達に同行させてもらっているのです。」
「ええっ!?け、結社と関係していて、しかも以前のクーデターにも関わっているのですか!?それって一体誰の事ですか?」
「……もしかしてあのロランス少尉って言うアッシュブロンドの髪の凄腕の剣士の事かしら?」
アイナの質問に答えたステラの話を聞いたアネラスは驚いた後訊ね、ステラが探している人物がロランス少尉である事を推測していたシェラザードは真剣な表情でステラに訊ねた。
「―――はい。本名はレオンハルト・ベルガー。特徴はアッシュブロンドの髪の20代半ばの男性でイオン様達の話によると今のレーヴェは”剣帝”と呼ばれているそうです。」
シェラザードの疑問にステラは頷いた後複雑そうな表情で答え
「そう言えば女王宮で戦った時、アリエッタお姉さん、あのアッシュブロンドのお兄さんの事、”剣帝”って呼んでいたわね………」
「―――決まりね。ちなみにステラさん。その様子からすると”剣帝”とやらとかなり親しかったようね?」
「愛称まで付けちゃってますもんねえ。もしかして昔の恋人とか?」
ステ
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