第35話
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間、ルークは駆動を終えたオーブメントでアーツを発動した。すると上空から炎の矢が魔獣に襲い掛かり、炎の矢を受けた敵は全身を炎に包まれていたが、炎に包まれていた魔獣はガスらしき煙を出してルークに放った。
「烈!魔神拳!!」
その時闘気を纏った拳をルークが振るうと衝撃波がガスを吹き飛ばし、魔獣を襲ったが攻撃はすり抜けた!
「ハアッ!?攻撃がすり抜けちまったぞ!?」
「チッ、霧系だから物理は通しにくいのか!だったら……!」
目の前の魔獣が物理攻撃が効きにくいと判断した二人はすぐさまオーブメントの駆動を開始し、その様子を見た魔獣は二人に向かってそれぞれガスを放ったが二人は軽やかに回避し
「アースランス!!」
フレンが発動したアーツによって発生した大地の槍で身体を貫かれ
「ストーンインパクト!!」
更にルークのアーツによって止めを刺され、止めを刺された魔獣は霧散した!
「仕留めたか。しかし……何だったんだ、今の奴は?」
「今まで見た事のないタイプの魔獣だったな。―――とりあえずまずは護衛に専念して、さっきの魔獣の事は後でアイナに報告しようぜ。」
フレンの疑問に答えたルークは提案し、二人はその後鉱員達を無事、ロレント市まで護衛した。
〜エリーズ街道〜
「!………下がって下さい、レナさん。」
一方レナを護衛していたアネラスは何かの気配に気付いて立ち止まって真剣な表情でレナに警告し
「もしかして魔獣ですか……?この辺りは出ないのに……」
警告を聞いたレナは戸惑っていた。するとその時霧のような魔獣が一体現れた!
「霧の魔獣!?悪いけど……すぐに終わらさせてもらうよ!」
そしてアネラスは戦闘を開始した!
「蒼波刃!!」
アネラスは剣を振るって風の刃を放ったが風の刃は霧の魔獣をすり抜け、対する魔獣はガスのような煙を吐き出してアネラスに放った!
「えいっ!物理が効きにくいタイプか〜。ちょっと面倒な相手だな〜。」
襲い掛かる煙を剣を振るって霧散させたアネラスはオーブメントに付与されているクオーツに指でなぞり、アーツを発動しようとしていた。
「……………」
アネラスの行動を見た魔獣はアネラスに近づきながらガスを放ったが
「無駄だよっ!」
アネラスは剣を振るって次々と霧を霧散させ
「それっ!ダイヤモンドダスト!!」
駆動を終えたオーブメントでアーツを発動した。すると魔獣の周囲に冷気が包み込んだ後氷の塊が落下して魔獣にダメージを与え、冷気を受けた影響で魔獣の身体は所々凍結し
「二の型――――疾風!!」
その瞬間を狙ったかのようにアネラスが電光石
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