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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第31話
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ユーシス……」
ユーシスの言葉から最初からマキアスを助けるつもりである事を察したヨシュアとリィンは驚き
「ふふ、ツーヤさんと一緒にマキアスさんの事、助けに行こうとしてたんですね?」
エマは微笑みながら尋ね
「先月の実習とは大違い。」
フィーは目を丸くしてユーシスを見つめた。
「フン、父のやり方に納得いかなかっただけだ。それに、今頃ヤツも心細くてベソをかいているに違いない。それを目撃できるだけでも助けてやる価値はあるだろう。」
「アガットやメティと一緒で素直じゃないわねえ。」
「ハハ、確かにそうだね。」
「何!?メティはあんなむさくるしい男やそんな仏頂面の男と違うぞ!」
鼻を鳴らした後不敵な笑みを浮かべたユーシスの言葉を聞いたエステルとヨシュアは苦笑し、二人の言葉を聞いたメティサーナはエステルとヨシュアを睨んだ。
「……?さっきから気になっていたが、そいつらは何者だ。」
エステル達の声を聴いて眉を顰めたユーシスはエステル達に視線を向け
「エ、エステルさん!?それにヨシュアさんと、確か貴女はセリカさんの使い魔のメティサーナさん、でしたよね……?一体どうしてここに……」
エステル達を見たツーヤは驚きの表情でエステル達を見つめた。そしてリィン達はエステル達が同行している理由をユーシスとツーヤに説明した。
「なるほどな………―――リィン。かの”ブレイサーロード”がいれば、父や領邦軍の連中も手が出しにくいというその考えは悪くないが……一つだけ誤算がある。」
「誤算?」
事情を聞いて納得した様子で頷いた後自分を見つめて言ったユーシスの言葉が訳のわからないリィンは首を傾げ
「父上は遊撃士達を厄介者扱いしている事は兄から聞いているが……―――特に平民から貴族に成り上がった”ブレイサーロード”や”黄金の百合”の事は相当嫌っていると聞いた事がある。」
「なっ!?」
「どうしてそこまでエステルさん達の事を……」
「ま、四大名門の当主なら成り上がり者の”ブレイサーロード”達を嫌っていてもおかしくないね。」
ユーシスの説明を聞いたリィンは驚き、エマは不安そうな表情をし、フィーは静かな表情で呟いた。
「ま、そんなもんじゃないかと思ってたわよ。レンやサフィナさんからもエレボニア帝国の貴族の人達は血統主義が多いから、あたしとミントみたいな成り上がり貴族を嫌っている可能性は高いからエレボニア帝国領内で活動する時は気を付けておけって言われているし。」
「やっぱりか……」
「フン、血筋だけで全てを決めるとは愚かな人間達だ。」
一方エステルは驚いた様子はなく、呆れた表情で答え、ヨシュ
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