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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第30話
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情をした。
「”トールズ士官学院”の生徒だな?」
「”実習”とやらでバリアハートに来たという。」
「ええ、そうですが……」
「何の御用でしょう?」
兵士達に尋ねられたリィンは頷き、エマは尋ねた。
「……間違いない。手配の写真とも一致する。」
「すぐに見つかって良かったぜ。」
一方兵士達はエマの質問に応えずマキアスを見つめてそれぞれ呟き
「……?」
「…………………」
兵士達の行動にマキアスは戸惑い、フィーは警戒の表情で兵士達を見つめていた。するとその時兵士の一人が笛を吹いた!
「っ……!?」
「な、なんだ!?」
兵士達の行動にリィンとマキアスは驚き、兵士達はマキアスに近づいた。
「―――士官学院1年、マキアス・レーグニッツだな?」
「貴様を逮捕する。大人しくお縄についてもらうぜ。」
そして兵士達はマキアスを睨んで信じられない事を口にし
「へ……」
「い、一体何を……」
兵士達の言葉を聞いたマキアスは呆け、エマは戸惑った。
「―――待ってください!いったい何の容疑で……何かの間違いじゃありませんか!?」
その時リィンがマキアスの前に出て兵士達の信じられない行動を尋ねた
「……………………」
マキアスは呆けた様子で兵士達を見つめていた。
「容疑は幾つもあるが……最大のものは、昨日の午後の”オーロックス砦”への侵入罪だ。」
「そ、それって……!?」
「あの銀色の物体を目撃した時の……?」
兵士の説明を聞いたエマとフィーが驚いたその時
「じょ、冗談じゃない!た、確かに侵入者があった時に行きあわせたのは確かだが………あくまで仲間と一緒に行動していたんだぞ!?どうして僕一人が疑われるんだ!?」
マキアスが兵士達を睨んで反論した。
「その事は俺達が証明できます。」
「それに……私たちの仲間である”ユーシス・アルバレア”さんも証明してくれると思います。」
マキアスに続くようリィンとエマもマキアスを庇う為にそれぞれ反論したが
「フン―――だからどうした?」
兵士は二人の反論を一笑した。すると笛の音によってかけつけてきた兵士達がリィン達を包囲した!
「っ……」
兵士達の行動にリィンは唇を噛みしめ
「……多勢に無勢か。って、そうだ。リィン、今こそ”切り札”―――ベルフェゴールを呼べば?」
フィーは周囲を見回して溜息を吐いた後リィンが戦況をひっくり返せる存在と契約している事をすぐに思い出してリィンに視線を向け
「た、確かにベルフェゴールに力を貸してもら
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