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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第29話
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本意だからな。ちょうど新たな手配魔獣も出ているし昨日のリベンジをするのはどうだ?」
「…………………」
マキアスの話を聞いたユーシスは黙ってマキアスを見つめ
「――やれやれ。我らが副委員長殿は単純だな。大方、昨晩の話を盗み聞きして
絆
(
ほだ
)
されたといったところか?」
すぐにマキアスが昨夜の自分とリィンの会話を聞いていた事に気付いて呆れた表情でマキアスを見つめた。
「なっ……決めつけないでもらおう!君の家の事情やリィンの話など僕はこれっぽちも―――あ。」
ユーシスに見つめられたマキアスは慌てた様子で答えたがすぐに自爆したことに気付き
「マキアス……」
(見事に自爆しているわね〜。)
マキアスの言葉を聞いたリィンは口元に笑みを浮かべてマキアスを見つめ、ベルフェゴールはからかいの表情になり
「ふふっ……」
「語るに落ちた。」
「フィーさん、わかっていてもここは言ってあげない方がいいと思いますよ?」
エマ達女子勢は微笑ましそうにマキアスを見つめた。
「…………〜〜っ〜〜…………」
リィン達に見つめられたマキアスは顔を真っ赤にして黙り込み
「フフ……―――いいだろう。その話、乗ってやる。俺の方が上手く合わせてやるから大船に乗った気でいるがいい。」
ユーシスは口元に笑みを浮かべた後マキアスの提案に頷いた。
「ふ、ふん………!それはこちらの台詞だ。せいぜい寛大な心を持って君の傲慢さに合わせてやろう。」
「フン……」
自分を睨みながら言ったマキアスの言葉をユーシスは鼻を鳴らして不敵な笑みを浮かべ
「はは……」
「……今日の実習は上手く行きそうですね。」
その様子をリィンとエマは微笑ましそうに見つめていた。
「―――ユーシス様。」
その時ホテルの出入り口からルーファスの傍にいた執事がリィン達に近づいてきた。
「アルノー……?父上付きのお前がどうしてこんな所に……」
執事の登場にユーシスは戸惑いながら尋ね
「昨日はご挨拶もできずに失礼いたしました。今朝、参上いたしましたのはユーシス様とルクセンベール卿をお迎えするためでして。」
尋ねられた執事は意外な事を口にした。
「え……あ、あたしもですか?一体どうして……」
「俺とツーヤを迎えに……いったいどういうつもりだ。士官学院の実習で戻ってきたのはお前も知っているだろう。それに何故ツーヤまで呼ぶ?まさかとは思うが……ケルディックの件のように今度はツーヤをメンフィルに対する人質にしようとしているのではないだろうな?」
執事の話を聞いたツーヤは目を丸くした後戸惑い、ユーシスは目
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