第32話
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レンに視線を向けた。
「レンは勿論お兄様と同じチームよ!」
「じゃあ私はエステルちゃんに先を譲るよ。」
「ええっ!?レンは何となく答えはわかっていたけど、アネラスさんはどうして!?」
自分に判断を丸投げした事に驚いたエステルは信じられない表情でアネラスを見つめて尋ねた。
「やっぱりエステルちゃんは正遊撃士になったばかりだもの。遊撃士としての自分のスタイルがまだまだ見えてないと思うんだ。だから、これを機会に自分がどういう風になりたいのか考えてみるといいんじゃないかな?」
「アネラスさん……」
「ふふ、アネラス。いつの間にか、いっちょまえな口を利くようになったじゃない?」
「ふふん、任せてくださいよ♪」
アネラスの言葉を聞いたエステルはアネラスを尊敬の眼差しで見て、シェラザードは口元に笑みを浮かべた。
「ま、言うことはもっともだ。例えば、俺とシェラザードは遊撃士のランクは同じくらいだが、戦闘スタイルのクセはかなり違う。俺はアーツは補助程度で重剣を使った攻撃がメインだが……」
「あたしは機動力と鞭の射程、そしてアーツも活用するタイプ。」
「俺はアーツはそれなりに使えて、トンファーによる接近戦がメインだ。」
「う〜ん……どうしようかな〜……あれ?そう言えばアーシアさんのバトルスタイルってどんなんだっけ?そう言えばあたしはアーシアさんと組んだ事ないから、どんな戦い方をするのかわからないし……」
アガット達の説明を聞いていたエステルは悩んでいたが一人だけ戦い方を知らない人物に思い当たり、アーシアに視線を向けた。
「私は法剣とボウガンの両方を使って遠近両方の戦い方に加えて、シェラザードみたいにアーツも得意よ。」
「へっ!?」
「うふふ、どうせならアーシアお姉さんを選んだ方がいいと思うわよ、エステル?アーシアお姉さんの戦技は以前共に戦った”星杯騎士”―――アリエッタお姉さんみたいに回復技もあるからとってもお得よ?」
アーシアのバトルスタイルの豊富さにエステルは驚き、レンはエステルに助言した。
「ちょっと、レンちゃん。私をお買い得品みたいな言い方をしないでくれる?」
レンの助言を聞いたアーシアはジト目でレンを見つめ
「いや、実際そうじゃねえか。アーシアと組んでいたらあらゆる局面で便利だぜ?」
「ギロリ。」
「すいません………」
からかいの表情で言ったフレンを冷たい視線で睨んで黙らせた。
「えっと……気になったんだけど、”法剣”って何??」
「伸縮自在の剣で刃が勝手に飛び回ったりするとても便利な剣だよ。……前々から疑問に思っていたんですけどアーシア先
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