第32話
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いましてね。たとえば……各地に棲息する魔獣の変化です。」
「魔獣の変化……」
「具体的にはどういう事ですか?」
「…………………」
エルナンの話を聞いたエステルは驚き、アネラスは尋ね、ミントは手帳に聞いた情報を書く準備をしていた。
「まず、今まで見たことのないタイプの魔獣が各地で現れました。さらに、既存の魔獣も今までよりはるかに手強くなっているそうです。今のところ、原因は判明していません。」
「そ、そんな事があったなんて……。『結社』っていうのが何かしたって事なんですかっ!?」
「いや、結論するのは現時点では早計でしょうね。ただ、女王生誕祭を境にして何かが起こり始めている……。それは確実に言えると思います。」
「そんな……」
「「………………………………」」
ようやく平和が戻ったリベールに新たな闇が迫っている事にアネラスは不安そうな表情をし、エステルとレンはそれぞれ複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「実は、その件について対応策を立てることになりまして。エステルさんとアネラスさん、そしてレンさんにも是非、協力をお願いしたいんです。」
「へっ……?」
エルナンの提案にエステルが首を傾げたその時
「なんだ、もう到着してたのね。」
「どうやら以前と比べると大分成長したようだな。」
シェラザードとアガット、そしてルーク、フレン、アーシアがギルドに入って来た。
「あ、シェラ先輩!?それにアーシア先輩やフレンさんも!」
「お兄様!」
「シェラ姉!?それにアガットやフレンさん達も………久しぶり!」
シェラザード達の登場にエステル達はそれぞれ明るい表情をし
「お帰り、エステル、アネラス、レン。」
「ヘッ、思ったよりも早く帰ってきやがったな。」
「3人共訓練に行く前と比べたら貫禄が出ているんじゃねえのか?」
「ふふっ、あの訓練を受ければ、誰だって成長するから当然の結果だわ。」
「訓練の最終日は俺が言った通りマジで驚かされただろ?」
シェラザード達はエステルにそれぞれ労いの言葉をかけた。
「えへへ、まあね。それよりも……どうしてみんなが一緒にいるの?」
「うーん、確かに。珍しい組み合わせですよね。」
「あら、そうかしらね?」
「ま、確かに一緒に仕事をすることは少ないかもしれんな。」
エステル達の言葉を聞いたシェラザードは以外そうな表情をし、アガットは逆に頷き
「というか正遊撃士が4人も集まっていれば、絶対何かあると誰でも思うぜ?」
「おい、フレン。さりげなく自分だけ数に入れてねえぞ?」
「フフ、もしかしてサ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ