外伝〜動き始めた運命〜後篇
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色を見つめて呟いた。
「い、異世界って……」
「あ、ありえねえ。俺達、夢でも見てんのか?」
「お、おいおい、どうなってんだよ、これは……?」
一方ジョゼット達は戸惑いや驚きの表情でジューダスとソフィを見つめ
「……………ジューダスさんにソフィさん。もしよければしばらく僕達と一緒に行動しませんか?」
「ヨ、ヨシュア!?」
「おい、一体何を考えてんだ?」
ヨシュアの提案を聞いたジョゼットは驚き、キールは眉を顰めて尋ねた。
「話に聞くところお二人とも、僕達がいるこの世界―――ゼムリア大陸で活動する際、色々と不都合が出てくると思います。ですので僕達にしばらく力を貸して頂く代わりに、僕が僕が知る裏ルートを使ってお二人の偽の戸籍等も作り上げます。―――どうですか?」
「つまり私達がこの世界で活動しやすくする為に少しの間だけ私達があなたに力を貸す、という事?」
「……………その前に一つ聞かせろ。僕達を利用して、一体何を企んでいる。」
ヨシュアの提案を聞いたソフィは訊ね返し、ジューダスは警戒の表情でヨシュアを睨んで訊ねた。
「……………――――僕が敵対している裏組織の『計画』の妨害や拠点に潜入する際の手伝いを少しだけして頂くだけです。勿論それまでに多くの危険が付きまとうでしょうが、お二人の腕なら大丈夫でしょうし、危険がつきまとう分こちらもその分の働きはさせてもらうつもりです。」
(坊ちゃん、とりあえずは申し出を請けておいた方がいいんじゃないですか?さすがに今まで知っていた世界とは勝手が違う訳ですし。ここは事情を知っている人達と一緒に行動すべきですよ。)
「………フン、いいだろう。とりあえず少しの間だけ力を貸してやる。」
「……私もいいよ。まずはどこに向かうの?」
「リベールへ―――見えざる影に覆われた大地へ。」
こうしてジューダスとソフィを仲間に加えたヨシュア達はそれぞれの目的の為に、リベールへ向かう事になった。
(一体どいつが何の為に僕を再び蘇らせたのかわからないが……僕は僕自身の信念で動く。蘇らせた事を盾にして僕を”駒”扱いして、自分の思い通りに動かせると思って蘇らせたのなら、大間違いだ。)
ヨシュア達と共に廃村を後にするジューダスは決意の表情で空を見上げた後歩き出した。
大丈夫………アはそんなつもりであなたを………ないから………貴方もいつか”幸せ”に………
そして廃村には謎の少女の声だけが響き渡った。
一方その頃、リベール王国の商業都市―――ボース市にてボース市長と共に市内を歩いている人物―――ジューダスにとってはゼムリア大陸に存在していること自体が”ありえな
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