外伝〜動き始めた運命〜前篇
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「アスベル達と私の故郷は私が”守る”!」
格闘技の構えで凶悪な笑みを浮かべる男性と対峙している少女は男性を睨んだ。
「……?馬鹿な!?一体何故僕が再び蘇っているんだ………!?――――!!シャル!?何故、お前が!?それに貴様は……―――バルバトス!!」
一方地面に跪いていた少年は自分の身体や腰に刺してある剣を見て驚いた後、少女と交戦している大柄な男性を見つめて目を見開いて驚き
「ほう?貴様はジューダスか。カイル・デュナミスがいないのは少々残念だが……貴様がいるなら面白くなりそうだなあ!?纏めてかかって来いやあっ!」
大柄な男性―――バルバトスは少年―――ジューダスに気付くと凶悪な笑みを浮かべて叫び
「フン、まさか生きていたとはな。相変わらずしぶとい男だ。スタン達やカイル達によって救われた世界を壊す事はこの僕が許さない!何度蘇ろうと貴様はこの僕が何度でも殺す!」
ジューダスは立ち上がった後かつて自分が”友”と認めた男やその息子や仲間達が為した偉業を再び破壊する”原因”になるであろうバルバトスを睨みながら叫んだ!
(坊ちゃん!ここは、バルバトスと戦っているあの少女と共闘すべきです!バルバトスを相手にするのですから、一人でも多くの戦力が必要です!)
「わかっている。―――おい、何者か知らぬがここは手を貸してやる。そいつと僕は色々と因縁があってな。そいつを絶対に生かしておく訳にはいかん!」
そしてジューダスは少女と並んでかつて自分の愛剣であり、古の時代より存在した意志ある剣―――『ソーディアン』の『シャルティエ』と短剣―――『クリスダガー』を構えてバルバトスと対峙した。
「ありがとう。――――私の名前はソフィ・ラント。貴方の名前は?」
ジューダスの申し出を聞いた少女―――ソフィは自分の名前を名乗った後ジューダスに名前を訊ね
「―――ジューダス。それが今の僕の名前だ。」
訊ねられたジューダスは静かな表情で答えた。
「――そこの人達は早く逃げて!」
「でなければ貴様らも戦いに巻き込まれるぞ!死にたくなければ今すぐここから離れろっ!」
そしてソフィはジューダスと共にヨシュア達に視線を向けて警告した。
「ど、どうするの、ヨシュア!?」
「ここはとっとと逃げちまった方がよくねえか!?」
「だ、だが……あの二人の事はほおっておいていいのかよ!?」
警告されたジョゼット達は混乱した様子でヨシュアに判断を促し
「………君達は危ないから下がっていて。」
「ヨシュア!?」
ヨシュアは双剣を構え、瞬時に話が通じると判断した相手―――ジューダスとソフィに視線を向けた。
「―――多くの死者達が
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