第10章 エル・ファシル掃討作戦 後編 A
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
小隊を率いてCポイント確保をめざした
Cポイントは商業ビル沿いの通りに面している通路でここからマリンチェ大尉のチームを引き入れる。
そこへ通じる通路の扉を蹴破るとボウガンやトマホークを構えた擲弾装甲兵が数個分隊いた
私は「突撃!」
と言って奴らの集団に飛び込んだ
ボウガンをはなってきたがトマホークでなぎる
再装填している伍長を右肩から左腰まで切り裂く
人間を切り裂きボウガンを破壊する感じがする
そして血しぶき
次のターゲットへ
トマホークをふるってくる擲弾装甲兵を抜き胴で仕留める
次!と思った瞬間に背後から殺気を感じる
避けてトマホークを前方に転がってきた物体に振り下ろす
バランスを崩し私に頸動脈を切断された擲弾装甲兵はそのままぶっ倒れた。
ハンス・フォン・シュマウザー伍長が敵とつばぜり合いをしていた
私はその無防備な敵の背中に一撃を加える
同盟軍最年少伍長の彼は防御プラスチックを跳ね上げて
「中隊長!助かりました
ありがとうございます!」
のちに大隊長と副大隊長としてコンビを組む彼だったが当時はまだ17歳になりたての下士官であった
一帯の擲弾装甲兵を掃討した我々はCポイントに到達しマリンチェ大尉のチームを誘導した
大尉は
「早かったわね」
と一言言って2階への階段を駆け上がっていった
我々は4階を目指す
3階は人質が一番多く集中する場所だったので先に第4小隊が押さえていた
そのため第4小隊からは「暇だから任務くれ」と言わんばかりの連絡が何通か舞い込んできた
そういうこともあったので4・5階へつながる階段の確保を先に行わせた。
ここまでで突入から10分経過であった。
ブルームハルト大尉が見たら「まあまあかな」というかもしれない
大尉の中隊であればこれくらいだったらあともう4ないし3分は削減できるかもしれないな
そんなことを思いながら4・5階へつながる階段へ急ぐ
到着してみるとまあ血まみれの階段であった
第4小隊長のグレン・クライスト准尉が
「ご命令通り階段確保完了しました。
少々無理をしたので2、3名負傷しましたが戦死者はゼロです!」
と血まみれになったままで報告してきた。
私はその速さに唖然としたが、さすが第3中隊だと誇らしく思って敬礼で返して次の命令を実行した。
それは4・5階同時攻撃である
人質誘導で戦力が割かれているため同時に攻撃することになった
私は5階を攻撃するチームにつき同時攻撃開始の合図を行う手はずを整えた
そして
「突入!!!」
扉が吹き飛ぶ
ボウガンを持った隊員たちが一気になだれ込んでいく
前にいたシュトレーゼマン軍曹が放ったボウガンがトマホークを構えた敵兵の頭部を捉える
ボウガンチームが一射目を放ち終わるや否やその混乱に乗じてトマホークチームが襲
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ