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ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第10章 エル・ファシル掃討作戦 後編 A
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突撃開始」
と言った瞬間に私は地下から侵入を開始した
ボウガンを構えた斥候班が最初に侵入する
帝国軍は気づいてない
地下1階へつながる階段の扉をそっと開ける
斥候班のエベンス・シュルツ伍長が
「クリア」
と言ってから階段を音もなく駆け上がる
そして地下1階
無人偵察小型ロボットの画像によればこの地下1階に人質の一部と監視兵が5人ほどいるらしい
チューブカメラを扉の下からそっと入れる
地下倉庫なのか部屋はだだっ広い割にシンプルであった。
監視兵の姿は見えない
奥にある小部屋にいるのかもしれない
チャンスだった
扉をそっとあけて
侵入する
人質の医師・看護師であろうか?白衣を着た男女合わせて20名近くが手足を縛られ猿轡をされて拘束されていた
私はハンドサインで「静かに」
と彼らに示しておそらく監視兵がいるであろう小部屋に向かう
小部屋を見る
どうやらこの小部屋は警備室のようだった
監視カメラの画像にがたくさんあり、中には予定通り5名の擲弾装甲兵がいた
私は帝国語で「ヘイ」
と声をかけてトマホークで背後から奴らに襲いかかった
ものの5秒程度で虐殺を終えた私たちは血まみれのまま地上1階へ向かった。
人質たちはグリューネマン軍曹の率いる分隊によって地下をお通り移送された
地上1階扉前
私は地上侵入作戦チームに連絡を入れる
私-「こちらモグラ1
Aポイントまで進出
アリを20名ほど保護。モグラ11によって護送中
どうぞ」
マリンチェ大尉-「アルマジロ12突入準備完了
Cポイント到達し次第報告せよ。
どうぞ」
私-「モグラ1了解 通信終わり」
私はいきを吸って
後ろを振り返る
突入前の高揚でニヤニヤした隊員たちを見て私も意識が高揚する
私は「いつも通りだ。行くぞ!爆破3秒前」
爆破班の隊員たちが爆破用スイッチを押す用意をする
「3・2・1 爆破!!!!」
ボーンといつものように扉が吹き飛ぶ
ボウガンを持った第1小隊が突入していく
私はボウガンが嫌いなので当然トマホークで突入
ローゼンリッター連隊は刃物マニアの溜まり場なのでボウガンよりトマホークをみんな好んで使うのは当然といわれれば当然であった。
第1小隊の隊員たちもボウガンを持ってけと言われた時「えー」という感じであったがそれだと不公平なので半数の隊員にはトマホークを持っていっても良いことにしてあった。
突入した場所は1階のナースステーション
そこは事前偵察で指揮所となっていることが確認されていたため一気に攻め落とし、戦力集中を避けさせることに注力することになっていた。
私が侵入した時点でボウガンの矢が突き刺さった擲弾装甲兵が5、6人転がっていた
私は人質を探すために1階の掃討とCポイント確保を命じた
私自身も第1
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