第31話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
されてくれたようだね。」
「ハハハッ。約1名を除けば、面白いように引っかかったな。クソ〜、さすがの”小剣聖”もちょっとは慌てると思っていたんだけどなあ?」
更に猟兵の背後の扉から猟兵が二人現れた!
「あっ!」
「あ、新手!?」
新手の登場にエステルとアネラスは驚き
「そんな訳がないでしょう?―――お疲れ様。カルナお姉さん、グラッツお兄さん♪」
レンは呆れた様子で溜息を吐いた後口元に笑みを浮かべて二人の猟兵を見つめた。
「へ……」
「え……」
レンの答えを聞いた二人が呆けたその時
「やれやれ……一体いつからあたし達だと気付いていたんだろうねえ?」
「相変わらず恐ろしい嬢ちゃんだな……」
二人の猟兵が仮面を取るとなんと二人の猟兵はカルナとグラッツだった!
「アネラス、エステル、レン。ずいぶん久しぶりじゃないか。」
「久しぶりって……。一体どうなっちゃってるの?そ、それじゃあこっちは……」
「クルツ先輩ですねっ!?」
カルナに親しげに話しかけられたエステルとアネラスは地面に跪いている猟兵に視線を向けると
「その通り。」
猟兵が仮面を取るとなんと猟兵はクルツであった!
「よう、3人共。お疲れさまだったなぁ。」
「お、お疲れさまって……。……もしかしてこれって……」
「フフ、そういうことだ。エステル君、アネラス君、レン君。最終訓練、ご苦労だったな。」
「さ、最終訓練……」
「うふふ、”やっぱり”ね♪」
「つ、つまり……。昨日の襲撃から全部、お芝居だったんですかっ!?」
クルツの説明を聞いたエステルは口をパクパクさせ、アネラスは信じられない表情で尋ねた。
「ふふ、この訓練場における慣例のようなものでね。最終訓練は、訓練生を騙して危機的状況を体験させる趣向なんだ。」
「あ、あんですって〜!?」
「んで俺たちは、その手伝いのためわざわざリベールから来たってわけだ。」
「ふふ……。なかなか楽しませてもらったよ。」
「う〜っ……。先輩ってば意地悪すぎですよ〜っ!」
「クスクス、レンは途中から気付いていたけどね♪」
クルツ達の説明を聞き、クルツ達を睨んでいるエステルとアネラスをレンは面白そうに見つめていた。
「と、途中からって……」
「一体どこで気付いていたの〜!?」
「うふふ、”サントクロワの森”でレン達の武具を見つけた時に全て理解したわ♪昨日の襲撃がお芝居でレン達に危機的状況を体験させて、レン達がどんな風に動くのかを見る為だって。」
「あ、あんですって〜!?」
「ひ、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ