第30話
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避し
「煌爆破!!」
「グッ!?」
棒を猟兵に叩きつけると共に衝撃波を発生させて猟兵を怯ませた。そこにレンとアネラスが挟み撃ちで同時に攻撃を仕掛けた!
「――八葉滅華。ヤァァァァァァッ!」
「さあ、行くよっ!まだまだまだまだまだっ!」
「グアアアアアアッ!?」
左右から襲い掛かる怒涛の斬撃をその身に受けた猟兵は悲鳴を上げた。
「これで……!」
「止めだよっ!」
そして連撃を放ち終えた二人は跳躍して強烈な一撃を猟兵に叩き込み
「ハァァァァ……金剛撃!!」
二人が攻撃している間に力を溜め終わったエステルは棒を振るった!
「ガハッ!?クッ……。少し甘く見ていたか……」
3人の同時攻撃を受けて吹っ飛ばされた猟兵は地面に跪いた!
「はあはあ……。遊撃士を甘く見ないでよね!」
「うふふ、たった一人で勝負を仕掛けるなんて、自分の腕に自信過剰なお馬鹿さんのする事よ?」
「小娘3人と侮ったのが運の尽きだったみたいだね!」
「フフ、威勢のいい仔猫ちゃんたちだこと……」
3人の威勢のいい言葉を聞いた猟兵は不敵に笑った後、立ち上がって発煙筒を投げた。
「またっ……」
「もうその手には乗らないわよ!」
「エステルちゃん、レンちゃん、息を止めて!」
3人は息を止めて後ろに跳躍し、煙を吸わないようにした。すると投擲された発煙筒は辺り一面を煙だらけにし、視界が困難な状態になり
「すでに方術使いは捕まえた。仔猫ちゃんたちの味方はいない。あきらめて投降することね……」
風によって煙が晴れると既に猟兵の姿はなかった。
(うふふ、お疲れ様♪)
「あ!いない!」
「逃げられたか……。アネラスさん、レン。深追いしない方がいいよね?」
小悪魔な笑みを浮かべるレンに気付いていないアネラスは猟兵の姿が無くなった事に声を上げ、エステルは二人に確認した。
「そうだね……。待ち伏せされる危険もあるし。ねえ、エステルちゃん、レンちゃん。今の人が言ってた『方術使いは捕まえた』って……」
「あ……。うん……クルツさんのことだと思う。」
「もしかしたら昨日レン達を眠らせた発煙筒によってクルツさんも眠らされた後拘束されたんじゃないかしら?」
「そっか……。………………………………」
二人の答えを聞いたエステルは表情を曇らせた。
「だ、大丈夫だってば!仮に捕まったとしてもクルツさんなら無事だって!それに……こういう時こそ今までの訓練が活かせると思う。」
「あ……。非常時の行動、安全の確保、そしてカウンターテロ行動……。うん…
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