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究極変態スナイパーブリーフ13
8部分:第八章
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れは拳銃である。彼女はそれで老人を護ろうというのだ。彼女もまた護衛の一人であった。
「私もいますので」
「頼むぞ」
 老人は美女の言葉を聞いていささか落ち着きを取り戻して述べた。
「その海兵隊でナンバーワンになった射撃の腕、頼りにしているぞ」
「海兵隊は地獄でした」
 どうやら彼女はアメリカ海兵隊出身らしい。海兵隊で地獄といえばアメリカ海兵隊である。これはもうそのままつながる言葉になっていた。
「それに比べれば。ブリーフ13なぞ」
「そうだったな。所詮相手は一人だ」
 如何にブリーフ13といえども、ということである。
「海兵隊は一度に何十人を相手にすることもあるそうだな」
「まず死地に飛び込みます」
 美女の顔は険しいものになっていた。その端麗な顔が今では軍人のものになっている。
「そこで生き残り勝利を得なければならないのですから」
「その海兵隊で死神と言われ多くの部隊を勝利に導いてきた」
 老人は美女をみながら言葉を続けていく。
「その腕を見せてもらうぞ」
「いざという時には」
 こうした話を交えさせながら備えていた。銃声が次第に近付いてきている。そうして遂にであった。部屋の扉が開く音がした。
 部屋にいる者は皆固唾を飲む。扉が開くのを待っているようだ。そのうえで誰もが銃を構えている。そして扉がガチャリ、という音を立て開かれると。

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