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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第28話
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の調子で滞在を楽しんでいただければ幸いだ。」
ブルブランの態度にユーシスは呆れながら答えたが
「フフ、それはもう存分に。麗しの翡翠の都……鋼の匂いがするのはご愛嬌だが。」
「……っ。」
ブルブランがさりげなく口にした領邦軍の件を聞き、表情を引き締めた。
「アルバレア公も趣味人と聞いたが最近は火遊びの方がお好きらしい。それはそれで一興……美しい火花が見られるのならば。フフ、そうも思えないかね?」
「悪趣味な……」
「……少しばかり不謹慎だと思います。」
「……その”火遊び”に貴方も参加するつもりなのですか?」
ブルブランに問いかけられたマキアスとエマはそれぞれブルブランを責めるかのように厳しい表情でブルブランを見つめ、ツーヤは真剣な表情で尋ねた。
「おお、これは失敬。まあ残り1日、せいぜい頑張って美しいものを見せてくれたまえ。成功の美か、挫折の美か……どちらになるかは君達次第だが。私個人としてはケルディックに降り立った我が知人達のように成功の美を見せてくれる事を期待しているよ。」
そしてブルブランは恭しく一礼した後その場から去って行った。
「くっ……何だあの男は!これだから貴族というのは鼻持ちならないんだ……!」
(貴族ではなく犯罪者ですけどね……)
ブルブランが去った後怒りの表情で呟いたマキアスの言葉を聞いたツーヤは疲れた表情になり
「フン……言うと思ったぞ。だが、そもそも今の男―――本当に爵位を持っているのやら。」
ユーシスは呆れた後ブルブランが去った方向を見つめて呟いた。
「え。」
「考えてみれば、どことなく芝居がかかった感じでしたね……まるで”貴族”というものをわざとらしく演じているような。」
「ああ、俺も怪しいと思う。それともう一つ……―――どうして俺達の実習があと一日だと知ってるんだ?」
「そ、そういえば……」
「……実習については話したが期間までは言ってなかったな。」
リィンの疑問を聞いたマキアスとユーシスはそれぞれブルブランに実習期間の事を言ってなかった事を思い出し
「砦からの帰りに見かけた銀色の物体もそうだけど……色々とおかしな連中が紛れ込んでる気がする。」
(さすがは腕利きの元猟兵ですね……)
警戒の表情で言ったフィーの言葉を聞いたツーヤは真剣な表情でフィーを見つめた。
「……いずれにしても実習期間は残り1日だ。俺達は俺達で惑わされずに頑張るしかないと思う。」
「はい。」
「ええ。」
「ん。」
「フン、そうだな。」
「まずはホテルに戻ってレポートをまとめるか……」
その後ホテルに
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