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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第26話
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「???はい、では……お渡しします。」

店員の様子に首を傾げながらリィンは手に入れた材料を渡した。



「さてと……」

そして店員が疲れた表情で呟いたその時

「おい、店員、何をしている!品が手に入ったのなら、さっさとよこさんか。」

高慢そうな声が店員に指示をした。

「は、はい、ただちに……」

「え……どういうことですか?」

「その宝石はベントさんの為に今から加工するんじゃないんですか?」

声に反応した店員の様子をエマとツーヤが戸惑いの表情で見つめたその時

「まったく……ぐずぐずしおってからに。これだから、平民の連中はなっていないのだ。」

メイドを連れた貴族の男性が不愉快そうな表情で店員やリィン達を睨んでいた。



「あの、お持ちしました。」

そして店員はリィン達が手に入れた宝石を貴族に渡した。

「ほう、これが……」

手渡された宝石を貴族は目を丸くして見つめ

「はい、正真正銘”ドリアード・ティア”で間違いありません。少々硬いと思われますが……元は樹液なので、直接採取して問題ないかと。」

目を丸くして宝石を見つめている貴族にメイドは説明をした。



(いま、採取って言った?)

(え、何かの聞き間違えじゃ……)

フィーの小声の言葉を聞いたリィンが首を傾げたその時

「ふむ、なるほどな――――」

なんと貴族は宝石を口の中へと放り込んだ!



「なっ……!」

「え……」

「ええっ!?」

貴族の行動にリィンやエマ、ツーヤは驚き

「なんてことを……!!」

マキアスは怒りの表情で貴族を睨んだ。



「ガリッガリッガリッ………ボリッボリッボリッ……ほひほーは(おいノーラ)、ひふ(水)!」

「はい、こちらに……」

「ゴキュル……ゴキュル……ゴキュル……ぷは〜〜〜!」

そして貴族は口の中に放り込んだ宝石を噛み砕いた後メイドから渡された水と共に宝石を飲みこんだ!



(……さいあく。)

(酷すぎます……!)

(ど、どうしてこんなことに……)

その様子を見ていたフィーはツーヤと共に怒気を纏って貴族を睨み、エマは戸惑い

「……っ……………!き、きさま……!今自分が何を……!」

貴族の行動に我慢できなかったマキアスは貴族を睨んだその時

「―――マキアス!!」

リィンが真剣な表情で制止した。



「……おい、平民。今このわしに向かって”貴様”と言ったか?」

「そ、それは……(しまった……貴族を相手に僕は何を。)」

貴族に睨まれたマキアスは口ごも
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