第34話
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。
「がはは、馬鹿な連中だぜ!その程度の人数でこのドルン・カプアを捕まえようとするとはなぁ!」
ドルンは高笑いをしながら机に飛び乗って、大砲のような物を取り出しエステル達に向けて撃った!
ズガーーーン!!
「きゃあ!?」
「導力砲を軽々と……!」
ドルンの攻撃にエステル達は驚いて回避した。
「がはは!逃げ惑え!!」
ドルンは高笑いをしながら狭い室内の周囲に導力砲を乱射しまくった!砲弾は爆発し、爆発によってできた煙は室内を充満してエステル達の視界を奪った。
「くっ……!」
「まずい……!これじゃあ、近づけない!」
導力砲の攻撃を回避しながら、シェラザードは悔しそうな表情をし、ヨシュアはどうするか迷った。
「ちょっ……兄貴!!」
「やりすぎだよ!ボク達まで巻き添えになっちゃうよ!!」
一方、我を忘れて味方をも巻き添えにする攻撃にキールとジョゼットは悲鳴を上げて、諌めようとしたがドルンは聞く耳を持たなかった。
「くっ……こんの……」
現状を打破するためにエステルは魔術を使おうとしたが
「がはは!隙だらけだぜ!!」
「!!」
「エステル!!」
動きが止まったエステルを逃さなかったドルンが導力砲をエステルに向け、それを見たエステルは驚いて硬直した。ヨシュアは叫んで警告したが、警告は空しく硬直した状態のエステルに向かってドルンは導力砲を撃った!
「喰らえ!!」
「やばっ……!キャッ!?」
ドルンの砲撃を避けようと動いたエステルだったが、足が縺れてその場で転んだ。迫りくる砲弾にエステルは目をつむった。その時、エステルの後ろから砲弾と同じくらいの火の玉が何個も飛んできて、砲弾にぶつかり火の玉が砲弾を押し返した後、引火した砲弾がドルンの目の前で爆発した!
ドガーーーーーン!!
「ぐわぁ!?」
目の前で起こった爆発にドルンは怯んだ。ようやく収まったドルンの砲撃に部屋内は静かになり、煙が晴れた。そして煙が晴れると、なんと今までエステルを観察した狐らしき生物がエステルを守るように、そして戦闘ができるように飛び掛かる態勢でエステルの前にいた。
「…………………………………」
「え……!?」
突如目の前に現れた狐らしき生物にエステルは驚いた。
「ほう……見事な毛並みな狐だね。」
「いや、狐にしては体があまりにも大きすぎます!それに尾が……!」
いつの間にか現れた狐らしき生物にオリビエは感嘆の声を上げたが、ヨシュアは体の大きさや何本もある尾を見て狐であることを否定した。
「考えるのは後にしなさい!首領達を拘束するわよ!!」
「う
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