6部分:第六章
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ネコンティのボトルとグラスであった。
「何っ、今何処から」
「言った筈だ。俺のブリーフの中には必要なものが全て入っている」
彼はこう言うのである。
「全てな」
「まさか。それでは俺が今飲んでいるこのロマネコンティも」
「その通りだ。俺が尻に挟んで保存しておいた」
恐ろしい衝撃の事実であった。
「特に御前が飲んでいるそのボトルはだ」
「このボトルは」
「俺の尻の穴に入れて特別に保温しておいた」
あらためてわかった衝撃の事実であった。
「そのコルクのところをあててな」
「な・・・・・・」
「そして一つ言っておく」
ブリーフ13の言葉はさらに続く。
「俺は尻は拭かない主義だ」
「なっ、何という不潔な!!」
「紙も使わない。当然砂や水や石も使わない」
国によってはそういうもので尻を拭くのである。
「木片を使うこともなければ葉を使うこともない。尻を拭くことは全くない」
「それではこのワインは・・・・・・」
「そして俺は風呂にもう何年も入っていない」
彼にもこのことを告げるのだった。
「そう、何年もな」
「あ、あががががががががが・・・・・・」
「しかし気にするな」
ブリーフ13は口から泡を吹きはじめたフェデリコに対して告げたのだった。
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