外伝〜乙女の決意〜(SC篇開始)
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は戸惑いの表情で尋ね
「………………………フゥン。その様子だとヨシュアがエステルに何かした……………――――いえ、大方ヨシュアの記憶が何らかの理由で蘇って、ヨシュアは何らかの理由でエステル……ううん、レン達の前から姿を消したのね?」
レンは真剣な表情で黙り込んだ後尋ねた。
「なっ!?レ、レン!?あ、あんた、まさかヨシュアの過去を最初から知ってたの……!?」
「…………………」
レンが呟いた言葉を聞いたシェラザードは驚き、カシウスは信じられない表情でレンを見つめていた。
「ちょっと考えればすぐにわかる事よ。エステルの話だとパパがヨシュアを連れ帰った時、大怪我を負っていたそうだし、レンも怪我が治るまでのヨシュアの傷を見たことがあるけど………あの傷は事故でつく傷じゃなく、”誰かに狙われてついた傷”よ。実際いくつもの刃物によってできる切り傷があったし、パパが持ち帰って来たヨシュアの荷物―――双剣には随分使い込まれていた跡があったもの。それらをまとめて出る答えは………―――ヨシュアは幼い頃からどこかの裏組織に所属して兵士……いえ、暗殺者みたいな事をしていたのじゃないかしら?ヨシュアの戦闘スタイル―――スピードで敵を翻弄し、隙を見つけて仕留めるなんて戦闘スタイル、まるで”暗殺者”みたいだもの。」
「あ、”暗殺者”!?ヨシュアが!?」
「………………………」
レンの推理を聞いたルークは驚きの表情で声を上げ、的確な答えをついているレンの推理に驚いたシェラザードは口をパクパクさせて絶句し
「……………やれやれ。まさかたったそれだけのヒントを元に、正確な答えに辿り着くとはな。エステルもレンの鋭さを少しは見習ってほしいものだ。」
カシウスは真剣な表情で黙り込んでいた後疲れた表情で溜息を吐き
「そしてエステルはヨシュアが自分達の前から消えたという事実から逃避して、ヨシュアがいない理由はヨシュアが先に家に帰っていると思ってロレントに向かったって所かしら?」
「…………ああ。恐らくそうだろう。」
真剣な表情のレンに尋ねられ、重々しい様子を纏って頷いた。
「!?父さん、どういう事だよ!?今の話は本当なのか!?」
その時ルークが血相を変えて尋ねた。
「………今はロレントに急ぐぞ。飛行船の中で詳しい事情を話す。」
その後ルークとレンはカシウスとシェラザードと共に出発直前の貨物飛行船に事情を説明し、特別に乗せてもらい、カシウスは二人にヨシュアの事情を説明した。
かつてヨシュアはクーデター事件を陰から操っていた結社―――”身喰らう蛇”と言われている裏組織に所属していた事。
5年前、カシウスを暗殺しようと子供である事
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