異伝〜改変の運命の鼓動〜(FC篇完結)
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れで倒れている周囲の人物達を見て叫び
「グッ……!一体お前は何者だ!?一体何の為にこのラントを攻めてきたんだ!?」
男性との戦いで傷つき、疲労している青と紫のオッドアイの青年は男性を睨んで叫んだ。
「クク、俺は強い奴と戦い、全て殺し、俺が最強である事を示すだけだ!貴様は少しはやるようだなあ?もっと俺を楽しませろやっ!ぶるあああぁぁぁっ!!」
柄な男性は狂気の笑みを浮かべて叫んだ後青年に襲い掛かったその時、
「アルスはやらせない!クリティカルブレード!!」
「!!」
紫色の髪のツインテールの少女が男性に奇襲し、少女の奇襲に気づいた男性は後ろに下がって回避した。
「ソフィ姉さん!」
「遅くなってごめん、アルス。アルスはケガをした人達と一緒に避難して!」
「そんな!?幾ら俺の先祖達と一緒に俺達の世界―――エフィネアを救った”英雄”の一人であるソフィ姉さんでも奴を一人で相手にするなんて無茶過ぎる!」
少女の指示に驚いた青年は血相を変えたが
「今、ケガをした人達を助けられるのはアルスだけ。あなたの先祖が……アスベルが大切にしていた言葉――――大切な人達を”守る”為にもアルスは一旦退いて!」
「ッ……!わかった……!すぐに応援を連れて加勢しに戻るから、それまでの間だけ頼むソフィ姉さん!」
少女の指示に唇を噛みしめて頷いた後退却行動を開始し、少女は自分にとって故郷に当たる領地を襲撃した狂気の瞳を宿した襲撃者との戦闘を開始した!
ゼムリア歴1201年――――
〜夜・ボース市長邸〜
「う………ん………?」
エステル達が旅立つちょうど一年前、海に身投げし光に包まれて消えたはずの黒髪のメイドが目を覚ましてベッドから起き上がった。
「ここは一体………?」
ベッドから起き上がったメイドが周囲を見回して戸惑っていたその時、扉が開き、金髪の女性が部屋に入って来た。
「あら、目が覚めたようですね。」
「あの……貴女は……?」
「私はボース市長メイベル。貴女が私の屋敷の前に倒れていたので、リラ達に頼んでここまで運んでもらいました。貴女を診て頂いたお医者様の話では特に怪我をしている所はなく、到って健康だそうです。」
「私が屋敷の前に倒れて………?」
女性の話を聞いた黒髪のメイドは首を傾げていた。
「それで……どうして私の屋敷の前に倒れていたのでしょうか?もしかして私に何か用がおありだったのでしょうか?」
「……………………………」
女性の質問を聞いた黒髪のメイドは戸惑いの表情で黙り込み
「わからないんです………何もかも……自分が今ま
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